プロが教える!自宅でもできる『商品写真が上手くなる』撮影の方法をご紹介!
目次
今回『ブツ撮りラボ』で書かせていただくテーマは『プロが教える!自宅でもできる『商品写真が上手くなる』撮影の方法をご紹介!』についてご紹介させていただきます!
『ブツ撮りラボ』を書かせていただいているのは15年以上商品撮影を撮影し続けている商品撮影専門のカメラマンが書かせていただいているのですぐに実行できる商品撮影のポイントや今まで考えてもなかった『商品写真が上手くなる』要素などもご紹介させていただきます。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
商品撮影に必要な機材
まず『プロが教える!自宅でもできる『商品写真が上手くなる』撮影の方法をご紹介!』にはさまざまな商品撮影用の専門機材が必要となってまいります。
最初に商品撮影用の撮影機材についてご紹介させていただきます。
商品撮影用のカメラ
商品撮影用で必ず必要になるのが『カメラ』です。
商品撮影では背景のボケ感や立体感など商品の細かな詳細を表現しないと商品の魅力が伝わりにくくなりますので、レンズ交換式のデジタル一眼レフのカメラを使用することをオススメ致します。
しかし、今のスマートフォンなどに装載されているカメラも十分な画素数がありますので、商品撮影にかける機材費用を抑えたい方はスマートフォンのカメラで始められても良いかと思います。
撮影するデジタル一眼レフの選び方でお悩みの方はこちらの記事をご覧くださいませ!
→『メーカー別のカメラ比較!商品撮影するための特徴と違いの紹介!』
商品撮影用の照明
カメラの次に商品写真を魅力的に見せるためには商品撮影用の照明機材を用意することが必要となってくるでしょう!
照明機材とは商品の立体感、ディティール、高級感、など商品の魅力を引き立ててユーザーに伝えるためには必ず必要不可欠の撮影機材となっております。
プロカメラマンはフラッシュタイプ(ストロボタイプ)の照明機材を使用しますが、自宅で『商品写真が上手くなる』方法としてはLEDタイプの照明機材を使用することをオススメいたします。
商品撮影の照明機材について詳しく知りたい方はこちらの記事も併せてご覧いただければさらに詳しく知ることができますので、ご覧くださいませ。
商品撮影用の背景
商品撮影用の背景を決めることも『商品写真が上手くなる』ために必要なことです。
私がオススメするのは撮影用の厚い記事の白背景です。
それはなぜかと言いますと白背景では商品以外は真っ白は背景ですので、必然と商品が注目されやすくなるからです。
商品撮影で大切なことは『いかに商品の詳細が伝わり注目されるか?』によって購買欲求が大きく変わってきますので、商品を注目させるために白背景での商品撮影を強くオススメさせていただいております。
しかし、商品の使用イメージやブランドイメージをビジュアルで伝えたい場合には色付きの背景や小物を使用するイメージ撮影を撮影することも間違いではありません。
ですが、商品撮影を始めて挑戦する方やまだ勉強中の方などはイメージ撮影する場合に正解がわからなくなり不完全な商品写真になってしまう恐れがありますので、まずは白背景の商品写真から始めていくことをオススメいたします。
撮影する場所を決める
意外と行っていないのが『撮影場所を決める』ことです。
ではなぜ撮影場所をあらかじめ決めておく必要があるのでしょうか?
それは自宅で商品写真を撮影する場合、場所によっては光が入ってくる場所。
光が全く入らない場所とでは商品写真の質感が変化する場合があるからです。
商品写真を自宅で撮影することを検討されている方は少なくとも複数商品があり、定期的に商品撮影をする必要がある方だと思われます。
ですので、商品写真が毎回違う質感ではなく照明を統一された写真の方が掲載写真全体のバランスが良くなりますので、撮影する場所を決めておくことをオススメいたします。
自然光が入る場所の場合
では、窓から『自然光が入る場所』の場合の撮影場所のポイントについてご紹介させていただきます。
窓から光が入ってくる撮影環境を商品撮影で使用する場合は窓に薄い白色のカーテンを設置しましょう!
窓に薄い白色のカーテンがあることによって光が分散されるので商品撮影を行う商品に柔らかい光が当たるので自然な立体感が生まれやすくなります。
また撮影場所を設置するポイントですが、窓に極力近づけることを意識しましょう。
光の入る方向ですが、プロカメラマンは必ずと言いていいほど、左から光を入れることを意識してます。
商品に対して左側から柔らかい光が当たることを意識して撮影することを心がけましょう!
自然光が入らない場合
自然光が入らない部屋で撮影する場合はどうすれば良いでしょうか?
それこそ、照明機材の設置が重要です。
照明機材で商品の左斜め45度の角度で光が当たることを意識し、立体感を表現できる光を作ります。
それだけでは商品の右側に影ができやすいので、右側に白いボードなどをおいて光を返すことによって自然な影のつき方になりますので、全体のバランスを意識し照明のセッティングを行います。
照明のセッティングなどで正解がわからない場合は『物撮り.jp』の商品撮影実績のページを参考にしてみてくださいませ。
→『商品撮影実績ページ』
また、商品撮影の際の照明セッティングについても細かく書かせていただいている記事もございますのでよければ合わせてお読みください。
→『商品撮影の基本的なライティング設定の方法!』
商品撮影の背景を設置する
商品撮影の背景を設置するポイントですが、商品の約7-10倍の大きさのものを利用することをオススメいたします。
白背景の場合は商品以外のゆとりのある余白が必要となります。
また商品と背景との距離が離れれば離れるほど自然な奥行きが感じられる商品写真にもなりますので意識して距離を作っていきましょう!
商品撮影の照明を設置する
では商品撮影の照明を設置するポイントについてご紹介させていただきます。
商品撮影の照明は先ほどにもご紹介いたしましたがメインライトは商品に対する左から当てるように意識しましょう!
また商品に不必要な影が残らないように左右均等に照明を当てることも良いでしょう。
しかし、立体感を表現するには商品に対して左からのメインライト、右からのレフ板での照明の調整。
これでほとんどの商品の自然な立体感が表現できます。
しかし、背景に照明が当たっていないので商品写真全体が暗い印象になり注目される商品写真にはまだなっておりません!
そこで背景にもしっかり均等になる照明を当てることで商品写真が明るい印象になり、とても注目される写真になりやすいです!
メインライトとは?と思われた方はぜひこの記事を合わせてお読んでみてください。
基本的な照明セッティングに関する考え方が理解できる内容となっております。
→『商品撮影の基本的なライティング設定の方法!』
商品撮影用の照明を選ぶポイント
商品撮影用の照明を選ぶポイントとしては、最初はLED照明がオススメでしょう!
LED照明は実際に目で確認しながら照明がセッティングできるので初めての方でも簡単に調整することができます。
しかし、LED照明は光の拡散率が低くプロ級の商品撮影を目指すのであれば6つ以上の多くの照明数が必要となります。
より良い商品撮影を自宅で行いたい場合は最初は難しいですが、フラッシュタイプ(ストロボタイプ)の照明機材を利用すると良いでしょう!
フラッシュタイプ(ストロボタイプ)の照明機材は光の拡散率も多く、光の量も多いため少ない照明数でもしっかりとした商品撮影が可能です。
フラッシュタイプ(ストロボタイプ)の照明機材を利用する際には照明機材に合わせたアクセサリーも併せて利用しましょう。
照明機材に関するアクセサリーについてはこちらの記事を併せてご覧いただければ、しっかり学ぶことが可能ですのでよければお読みくださいませ。
→『商品写真を撮影するための照明機材用アクセサリーを詳しくご説明します』
照明機材に関して詳しく知りたい!という方はこちらの記事も合わせてご覧ください。
→『わからないを解決する商品撮影の照明機材の種類説明!』
プロの商品撮影のテクニック!
ではプロの商品撮影のテクニックについてご紹介させていただきます!
重複する内容もございますが、その分大切な内容ですのでしっかりとご理解いただければ幸いです!
照明機材の当てる角度の重要性
プロのカメラマンが商品撮影で最も大切なのは『照明機材の当てる角度』の重要性です!
照明機材の当てる角度はメインライトから作り込む必要がございます。
メインライトとは商品に最も影響をする照明のことですので商品の最も印象付ける照明となります。
メインライトは主に商品の左側から45度の角度で当てることで立体感が生まれます。
また商品より少し高い位置から当てることで、より立体感が生まれやすくなるので照明の高さの位置も意識することを意識して調整するとよりプロクオリティーに近づいてきます。
商品撮影時の陰影の調整
商品撮影時の陰影の調整も必要です。
商品撮影では照明を商品に当てるので必然と影ができてきます。
基本的には影を完全に無くした商品写真が業界的には好まれるのですが、最初から影を完全に消すことを意識してしまうと商品写真の正解がわからなくなってしまいますので初めは影より商品の立体感を意識して撮影しましょう。
また陰影が濃く残る商品写真はコントラストが高い印象になりメリハリがあるイメージになります。
その反面、陰影が薄い商品写真の場合はナチュラルな自然な風合いが感じられる印象の商品写真となります。
陰影を調整するにはプロカメラマンは照明機材のアクセサリーなどで調整するのですが、自宅での商品撮影の場合に陰影を調整するには何がいいのでしょうか?
商品撮影時の陰影の調整はレフ板!
商品撮影時の陰影の調整はレフ板で調整するのが良いでしょう!
レフ板のイメージは白色の板などをイメージされるかと思いますが中にはグレー、黒色など光を遮断するレフ板もございます。
また商品までの距離も大切です。
白色のレフ板の場合は商品まで近づけると陰影は薄くなり、離すと濃くなります。
その逆で黒色のレフ板の場合は商品までの距離を近づけると陰影が濃くなり、離すと陰影が少し薄くなります。
レフ板の距離や色の選択一つで商品写真の印象が大きく変わってくるので色々と試してみてはいかがでしょうか?
商品撮影時のアングル
商品撮影時のアングルでもプロカメラマンのテクニックがございます。
商品撮影のアングルは商品の見せ方でとても重要な部分となっており、角度が微妙に違うだけでも商品の売れ方が大きく変わってきます。
商品撮影時にはアングルは率直に決めずにしっかりと考える必要があります。
では、商品撮影のアングルを決めるにはどうすれば良いのでしょうか?
商品撮影時のアングルを決めるポイント
商品撮影時のアングルを決めるポイントを商品撮影のプロカメラマンがご紹介させていただきます!
- 商品の顔を見定める!商品の顔とは商品の最もアピールできるデザインの部分です。
主に正面から撮影することが多いのですが、少し上からのアングルで撮影するか、下から見上げて撮影するかでも印象が大きく変わります。 - 商品の奥行きが感じられるアングルにて撮影を行う。
商品の厚みや立体感が表現されるアングルも商品アピールでは必要な商品写真です! - 商品の細かなディティールまで表現する。
商品撮影では細かな詳細などしっかりと表現することでオンラインであっても実際の商品のイメージを把握することができるからです。
詳細などは商品によって異なる撮り方になりますが、基本的な特徴は拡大し撮影し、奥行きなどで立体感を表現するアングルを探すことをオススメいたします。
自宅で商品撮影をおこなうメリット
では自宅で商品撮影をおこなうメリットについてご紹介させていただきます。
商品撮影は本来プロカメラマンが撮影することが多いのですがご自身で撮影される方も中にはいらっしゃいます。
そのメリットについてご紹介させていただきます。
商品撮影のコストカット
商品撮影に必要なコストカットができることが最大のメリットでしょう。
商品撮影をプロに依頼するにはカメラマンにもよりますが1カットあたりの相場は2000円前後となっております。
商品撮影のコストカットできればその分、商品の仕入れに使うこともできるので物販を始めてすぐの方であればコストカットも重要なポイントとなります。
商品撮影までのスピード
商品撮影までのスピードが速いのも自宅で商品撮影を自身で行うメリットにもなるでしょう!
カメラマンに依頼した場合、商品撮影までの日数がどうしても1週間以上かかってまいります。
しかし、自身で行う場合は商品を仕入れてすぐに撮影し販売することも可能ですので販売までのスピード感がとても速いのも利点でしょう。
自宅で商品撮影をおこなうデメリット
では自宅で商品撮影をおこなうことのデメリットとはなんでしょうか?
先ほど書かせていただいた内容を読んでいただければメリットばかりだと感じられますが、実際デメリットもございますのでご紹介させていただきます。
商品撮影のクオリティーが低い
商品撮影のクオリティーが他の店舗や販売者との写真と比べてクオリティーが低いことが最大のデメリットでしょう。
実際に自宅で撮影スタジオ部分を作ったとしても、どうしてもプロのクオリティーには及ばないことがほとんどです。
簡易撮影キットのホワイトボックスなどもございますが、プロカメラマンの撮影した写真と比べれば雲泥の差があります。
オリジナル感は感じられますが、少し商品の見え方に不満が感じられることがございます。
商品撮影の時間と労力がかかる
商品撮影の時間と労力がかかることもデメリットでしょう。
商品撮影は撮影をおこなう商品数にもよりますが撮影時間はとても神経を使い不慣れな方であれば数商品を撮影するだけでも丸一日使ってしまうことも珍しくありません。
商品撮影は撮影だけで終わりではなく編集やデザイン、販売するためのスペックや文章などの構成も考えなくてはいけないので、ゴールが見えない作業になるケースも少なくありません。
商品が売れにくい場合がある
商品が売れにくい場合があることも忘れてはいけません。
自身で商品撮影がおこなった商品写真では実際に商品の魅力アピールができていない場合もございます。
商品撮影を自身でおこなってみたけど商品が全く売れてない‥。ということも珍しくはありません。
商品販売のクレームにつながる
また最も注意しなければいけないのが商品の販売後にクレームにつながる可能性があるということです。
商品撮影では商品の色合わせや特徴などをしっかりと証言しないと販売後のクレームにつながることもよくあります。
商品撮影を自身でおこなう際には色合わせや撮り方など最大限の注意を払って撮影しましょう。
商品撮影をプロに依頼するには
商品撮影をプロに依頼するにはどうすれば良いのでしょうか?
商品撮影はプロのカメラマンに依頼する際の1カットの相場や時間などについて先ほど書かせていただきましたが、プロカメラマンでもとても利用しやすいサービスがあるのはご存じでしょうか?
法人・個人問わず利用できる多くのメーカーが利用している商品撮影サービスをご紹介させていただきます。
商品撮影ならここがオススメ!
商品撮影ならここがオススメです!
初めての商品撮影を依頼する方や今の商品撮影のカメラマンに満足できていない方は必ずご満足いただけるサービスとなっておりますのでぜひチェックしてみてください。
それは『物撮り.jp』です。
『物撮り.jp』は商品撮影に特化しているオンラインサービスですのでユーザーのお住まいのエリア関係なく利用できることが多くのお客様に愛される理由の一つでしょう。
また『物撮り.jp』では1カット550円(税込)〜依頼できる利用しやすさと、ほとんどの場合が3日営業日以内で商品写真が納品される速さも魅力の一つです。
『物撮り.jp』はオンラインサービスで手軽に依頼できるのですが、世界で多くの人が利用しているメーカー商品なども多く撮影を担当している安心の撮影実績が最大の魅力でしょう。
ぜひ商品撮影でお悩みの方は『物撮り.jp』をご利用してみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回はプロが教える!自宅でもできる『商品写真が上手くなる』撮影の方法をご紹介!についてご紹介させていただきました。
自宅で商品撮影を行うには多くの撮影機材のご紹介や撮影写真のメリット・デメリットなどもご紹介させていただきました。
商品撮影では悩みがつきものですが、ブツ撮りラボのこの記事を読んでいただければお悩みを解決できたのではないでしょうか?
ブツ撮りラボでは他にも商品撮影について悩みを解決できる内容のものも多く書かせていただいておりますのでよければ併せてご覧いただければ幸いです。
これからもブツ撮りラボでさまざまな情報を発信させていただきますので、これからもブツ撮りラボをよろしくお願いいたします!