商品撮影の基本的なライティング設定の方法!

2022.1.24
商品撮影の基本的なライティング設定の方法!

今回ブツ撮りラボで書かせていただくテーマは『商品撮影の基本的なライティング設定の方法!』となっております。

このブツ撮りラボは10年以上商品撮影を専門に撮影しているカメラマンが書かせていただいておりますので納得いただける情報となっていることを保証します!

今回は商品撮影の基本的なライティング設定の方法などを細かくご説明させていただきます。

ライティングとは商品撮影時に照明機材をくしして商品をどんな風に仕上げるのかを調整、または設定する方法です。

このライティング技術は商品撮影する際にカメラマンとしての最低必要スキルですので、このライティングの設定ができなければカメラマンとは言えません。

ですが、商品撮影時のライティングはとても奥が深いもので無限のパターンが存在するので、どれだけ多くのライティングの知識があるかによってもカメラマンの信用性や商品写真のクオリティーの良さにもつながります。

今回はこの奥が深いライティング設定の初歩ではありますが基本的な考え方やアレンジの方法などもご紹介させていただきます。

商品撮影などの光の種類

商品撮影などの光の種類のイメージ

まず、商品撮影時の照明機材から発光される光に種類があり、名前もあるのをご存知でしょうか?
よくカメラマンはアシスタントなどのライティングのセッティングなどを指示することが多いのですが、このときに『◯○ライトを1段あげる』などと指示することが多いでしょう。

次にこのライトの位置や光の量のバランスにより光の名称が代わりますので、この名称と重要性をご紹介させていただきます。

メインライトの重要性

メインライトの重要性のイメージ

まずはメインライトの紹介です。
メインライトとは主に被写体に当てる光でもっとも重要な役割をしているライトのことです。

商品撮影時の照明のイメージ、影のつき方などをイメージしてライティングを設定するのですがまずはじめにイメージに近づけるための光量や角度などを調整するのがこのメインライトです。

このメインライトの設定を間違えてしまうとライティングを設定したあとイメージが違うかった場合、初めから作り直さないといけない最も重要なライトです。

フィルインライトの重要性

フィルインライトの重要性のイメージ

フィルインライトとはメインライトの対局するライトです。

メインライトによってつくられた商品の立体感や陰影を抑えるためのフォローするためのライトのことです。

メインライトは部分的に当てることもあるのですが、フィルインライトは写真に写る全ての部分に当てるように意識してライティングの設定をすることをおすすめします。

影を抑えるための重要なライトですのでアングルや光量など細かく調整していきましょう。

アクセントライトの重要性

アクセントライトの重要性

アクセントライトのご紹介です。
アクセントライトはメインライトフィルインライトが決定していれば商品写真のライティングの設定はほとんど完了しています。

ですが、商品写真は綺麗に見えるが何か物足りない‥の際に利用するのがアクセントライトです。

アクセントライトとは商品撮影時の商品のイメージ付けを行うライトのことです。
ECモールなどブランドのカタログではあまり使わないアクセントライトですがイメージ撮影などweb使用のバナーなどに主に使用されます。

アクセントライトは商品の一部にあえて入れることでその部分を強調することができるのがアクセントライトなのです。

バックライトの重要性

バックライトの重要性のイメージ

バックライトの重要性をご説明させていただきます。
バックライトとは主に商品の背景に当てる光のことで商品と背景の差別化や商品と背景をなじませるために入れるライトのことです。

商品撮影時のカメラの設定は基本的に照明機材から当たる光のみの明るさや光の質感で商品の雰囲気を作り出すよう設定しますので、照明機材が作動しない状態では基本的に写真を撮影しても真っ暗になるでしょう。

そのため、メインライトやフィルインライトのみの照明では背景が真っ暗になり商品のみが光を当たっている状態になります。

そのため商品を背景をなじませるためにバックライトが必要となります。

商品撮影に必要な照明の数の重要性

商品撮影に必要な照明の数の重要性のイメージ

商品撮影に必要な照明の数の重要性をお伝えさせていただきます。
照明機材は多くライトの種類がございます。

このライトの種類ほとんどがそれぞれの役割を持っていることから商品撮影の照明機材の数が必要となります。

またライティングの基本となる考えは足し算の考えでライティングを行います。
これは照明機材1つ1つには重要な役割があると言うことです。では商品撮影に必要な照明機材の数のご説明させていただきます。

商品に当てる光を作る照明機材の数

まずは基本となる商品に当てる光を作る照明機材の数をご説明させていただきます。

ほとんどの場合はメインライトを作ります。
メインライトは大きな光量をまずは作るのでこのメインライトをまずは用意します。

このメインライトでまずは1灯を用意します。

ですが、このままでは商品に不用意な影がついてしまうのでこのためにフィルインライトを用意します。

フィルインライトは商品によっては2,3灯と数が必要となりますが、最低限1灯で対応は可能です。
商品撮影に必要な照明の数はメインライト、フィルインライトで最低2灯が必要となります。

しかし、アパレル衣類や家電製品などの大型の商品に関しては照明機材の数は2灯では足りないこともあるので商品によって必要照明機材の数を調整しましょう。

商品の背景に当てる光を作る照明機材の数

次にバックライトの照明機材の数のご説明をさせていただきます。

バックライトは主に左右両方に光を当てることが重要です。
また場合によっては背景の真ん中にも当てる必要もあるのでバックライトには3つの照明機材をご用意しているほうが良いでしょう。

商品撮影のライティングの基本的な考え方

商品撮影のライティングの基本的な考え方のイメージ

では、商品写真のライティングの基本的な考えをご説明させていただきます。

先ほども書かせていただいた内容と重複しますが『照明機材は足し算で考えましょう』と言うことを句らしくご説明させていただきます。

ライティングの足し算の考え方は商品撮影を行う上で最も大切な考え方でこれができない場合はライティングがうまくいかない場合にどのライティングを調整すれば良いのかわからない状態となってしまいます。

ライティングの足し算は主に商品に当たるメインライトからセッティングし、フィルインライト、バックライトの順番でセティングしていくことを意識してライティングを調整していきましょう。

撮影イメージに合わせたライティングの作り方の紹介

商品撮影のライティングの基本的な考え方のイメージ

では、次に撮影イメージに合わせたライティングの作り方や必要な照明機材専用アクセサリーについてご説明させていただきます。

照明機材用のアクセサリーなども合わせてご紹介させていただきます。

メインライトの光の作り方

メインライトの光の作り方のイメージ

照明セッティングをする上で最も重要なのがメインライトです。

このメインライトのセッティング方法をイメージに分けてご説明させていただきますのでぜひ、ご理解いただければ幸いです。

また、商品撮影時のカメラマンのこだわりなども伝われば幸いわいでございます。

商品にくっきりと影の残すライティングの作り方

商品にくっきりと影の残すライティングの作り方をご紹介させていただきます。
商品のシルエットをくっきり残すためには直線的なコントラストの高いライティングが必要となります。

カメラマンでよく行われているライティングの方法としては照明機材にアクセサリーをつけずに直接商品に光を当てるようにセッティングすることで商品のシルエットが背景に残るライティングを作ることができます。

商品から薄い影が残る自然なライティングの作り方

初品から薄い影を残すライティングの作り方をご説明させていただきます。
薄い影を背景に残すためには照明機材にアクセサリーを装着する必要があります。

そのアクセサリーはアンブレラです。

アンブレラを使用することで照明機材から発光する光を分散し光を柔らかくすることができます。

このアンブレラを使用した照明機材を商品に対して約45°の角度から照明を当てることによって商品から薄い影が残る自然なライティングを作ることができます。

商品を立体的に表現するためのライティングの作り方

商品を立体的に表現するためのライティングの作り方をご説明させていただきます。

立体的なライティングの場合照明機材に装着させるアクセサリーはソフトボックスを使用します。

このソフトボックスはアンブレラと違ってコントラストの高い光が直線的に当たる照明機材用のアクセサリーとなっておりますのでこのソフトボックスを使用し照明セッティングをしましょう。

立体的に見せる照明を当てる角度が重要となっており、商品に対して鋭角に当てることですが商品によって立体的に見せることが難しくなります。

ですがカメラマンの撮影技術の1つに撮影商品を立てた状態であれば照明を当てる角度をより高い位置で商品に近づけて撮影することにより商品の立体感が強調されるので、お困りの際はぜひ照明機材から商品までの距離も意識してセッティングしてみましょう。

商品に影を残さないためのシンプルなライティングの作り方

では、商品に影を残さないシンプルなライティングの作り方はあるのでしょうか?
影の残さないシンプルな商品撮影の使用用途は主にECモールのAmazonや楽天市場などのトップページなどで使用することが多いです。

この撮影方法のライティングのセッティングには撮影技術・テクニックが必要となります。

この照明セッティングの方法はバウンス光を使う必要があります。
バウンス光は主に照明機材から発光される光を壁や天井に向けて跳ね返して商品に当てるテクニックです。

これは単純に光を跳ね返せば簡単にシンプルなライティングができるわけではなく跳ね返す光の照明機材の位置や角度、光の量、発光部分の高さなど細かい調整が必要となります。

難しいセッティング方法ですがシンプルな光で商品撮影を行いたい場合はぜひ挑戦してみてくださいませ。

バックライトのライティングの作り方

バックライトのライティングの作り方のイメージ

最後にバックライトのライティングの方法をお伝えさせていただきます。

バックライトの作り方ですが基本的に左右対象の光を作ってあげましょう。

また可能であれば照明機材専用アクセサリーのアンブレラを使用してあげることで部分的に集中しない照明のセッティングが可能となりますので同じアンブレラの大きさ、同じ照明機材、同じ光の量、同じ角度で背景に光を入れることにより統一されたバックライトが作ることができます。

また商品によっては大きさが様々ですので、バックライトに使用する照明機材は左右1灯ずつではなく2灯ずつ使用することをオススメさせていただきます。

商品撮影を専門とするカメラマンの基本的なライティング

商品撮影を専門とするカメラマンの基本的なライティングのイメージ

商品撮影を専門とするカメラマンの基本的なライティングをご説明させていただきます。

イメージ撮影や白背景のライティングはそれぞれ異なりますのでこの撮影に合わせたポイントなどもご紹介させていただきます。

イメージ背景での商品撮時のライティングのポイント

まずはイメージ背景での商品撮影時のライティングのポイントをご説明させていただきます。

カメラマンのこだわりや撮影時の注意するところなどもご説明させていただきますので商品撮影にお悩みの方はしっかりとご理解いただければ幸いです。

商品を立体的に表現する

まず、商品のイメージ撮影で意識する箇所は商品の構造、デザインなどをしっかり立体的に表現するようにしましょう。

先ほど、書かせていただいたライティングの方法を細かくカメラマンならではのテクニックで立体的に表現します。

通常メインライトは1灯で行うことが基本ですがイメージする商品写真によってはメインライトが複数必要となる場合もあるので、たくさんの照明機材を利用し商品かんの立体感を作り出します。

背景との明るさを合わせる

商品の撮影時に背景との明るさを合わせることが必要でしょう。

背景と合わせるにも同じ明るさだけではなくあえてトーンの差をつけることもバックライトの合わせる作業となります。

何もしない状態では背景が暗くなってしまうのでバックライトも複数灯使うことで背景さえも奥行きのある立体的な背景を作れることが可能です。

白背景での商品撮時のライティングのポイント

白背景での商品撮時のライティングのポイント

広背景での商品撮影時のライティングのポイントをご紹介します。

商品のイメージ写真とは違って商品をカタログのように見せる必要があるので、この違いをわかった上で商品撮影時のライティングのポイントをお伝えさせていただきます。

商品の素材感をしっかり表す

白背景時の撮影の場合、商品の素材感をしっかりと表すことが必要です。

商品の素材やディティールなどを伝えるためにコントラストの高いライティングをすることは控え、商品によってどのライティングが商品に適しているのかを見極める必要があるでしょう。

商品の背景の明るさを統一する

商品の撮影時の背景の明るさを必ず統一するようにしましょう。

白背景の統一は自然と商品に注目するような写真となるので、背景の明るさに明るさにバラツキが有る場合、注目する箇所がずれてしまう可能性があります。

ぜひバックライトのライティングの際はアンブレラなどのアクセサリーを使用するようにしましょう。

商品に不必要な影は残さないようにする

白背景の商品撮影には不必要な影は残さないようにすることも必要です。

商品写真の着目点が増えてしまうと、自然と商品の良さがダイレクトの伝わりにくくなってしまうのでライティングをする際は不必要な影は残さないように意識して撮影しましょう。

ライティングテクニックに安心できるカメラマンとは

ライティングテクニックにより商品の魅力がどう表現されるかをご理解いただけたかと思います。

しかし、ライティングテクニックに安心できるカメラマンとはなんでしょうか?
それは商品撮影を専門に撮影するカメラマンかどうかです。
カメラマンにはそれぞれ得意ジャンルがありますが商品撮影は中でも特殊な撮影内容となります。

商品が売れるか売れないかは商品撮影するカメラマンのライティングテクニックによって左右されますので、大切な商品写真の撮影依頼はぜひ商品撮影を専門に撮影しているカメラマンに依頼しましょう。

安心して依頼できる商品撮影サービスとは

今では商品の撮影サービスが増えてきました。
では、どの商品撮影サービスが良いのかをご説明させていただきます。

『物撮り.jp』では商品撮影を専門に撮影している経験やキャリアが十分にあるカメラマンが在籍しております。

『物撮り.jp』は2010年から商品撮影を専門に撮影し続けてきたサービスで1商品から低価格の撮影料金で商品撮影を行う全国対応型のサービスです。

この『物撮り.jp』はライティングテクニックも十分安心できる内容となっており、お客様満足度もとても高い商品撮影サービスです。

商品撮影の方法も全てオンラインで完結できるので、3ステップで撮影依頼ができる内容となっておりますので商品撮影にお困りの際はぜひご利用をオススメいたします。

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