10万円以下のプロカメラマンも使っているカメラを紹介します!
目次
ブツ撮りラボをいつもご覧いただいてありがとうございます!
今回ブツ撮りラボを書かせていただくのは国内外の大手ブランドのキービジュアルの広告撮影を担当しておりますプロカメラマンが書かせていただきます。
今回は『10万円以下のプロカメラマンも使っているカメラを紹介します!』について書かせていただきますので、これからカメラマンを目指す人や学校などで写真部の方や社内の広報部の方へ向けてしっかりと有益な情報を発信させていただきますので、最後までお付き合いください!
プロカメラマンが使用しているカメラは?
では実際に『プロカメラマンが使用しているカメラ』とはなんでしょうか?
プロカメラマンがカメラを選ぶ基準は最低限ありますので、よければこの『カメラメーカーで何が違うの?商品撮影に関係するカメラメーカー比較!』の記事も合わせて読んでいただければよりわかりやすくなる内容です。
プロカメラマンの使用するカメラは実は主に撮影する内容によって使い分けていることが多いので、専門カメラマンごとによく使うカメラをご紹介させていただきます!
広告カメラマンの場合
まずは広告カメラマンが使っているカメラについてご紹介させていただきます。
広告カメラマンとは主にテレビCMなどに合わせた企業ポスターやファッションブランドなどのキービジュアルなどの撮影を行なっているプロカメラマンです。
カメラマンの中でも最もギャランティーが高く、使用しているカメラも高価になってきます。
広告カメラマンの使用しているカメラはフェーズワンやハッセルブラッド、FUJIFILMなどのGFXシリーズなどの『中盤デジタル一眼レフカメラ』と言われるカメラです。
『中盤デジタル一眼レフカメラ』はカメラ本体だけでも数百万円するものもあり、それに比例しカメラレンズなども高価になっています。
私も保有しておりますが、撮影写真1枚あたりのデータ量もとても多く一般的には扱いにくいカメラとなっておりますので、広告カメラマン以外には必要のないカメラではないでしょうか。
ファッションカメラマンの場合
ファッションカメラマンが使っているカメラについてご紹介させていただきます。
ファッションカメラマンとはファッション雑誌や楽天市場などのネットショップなどのモデル撮影をメインとするカメラマンのことです。
モデル撮影ではロケーション撮影やスタジオ撮影などシーンに応じて移動も早く行わなければ行けないので、カメラの重量も関わってきます。
ファッションカメラマンの多くが使用しているカメラは「フルサイズセンサー」を装載しているデジタル一眼レフカメラです。
通常の一眼レフタイプとミラーレス一眼レフ問わず「フルサイズセンサー」のデジタル一眼レフカメラを使用していることがほとんどでしょう。
商品撮影専門カメラマンの場合
では次に紹介しますのが商品撮影専門カメラマンの場合についてご紹介させていただきます。
商品撮影専門のカメラマンとは企業様の新商品や楽天市場などで販売するための商品撮影を主に撮影しているプロカメラマンのことです。
商品撮影専門カメラマンは主に撮影スタジオでの撮影が多いのでカメラの重量などは意識することは少ないでしょう。
しかし、商品撮影専門のカメラマンが最も注意しなければいけないのが写真の鮮明さとピントの幅です。
使用するカメラですが「フルサイズセンサー」もしくは「APS-Cセンサー」のカメラとなっております。
「フルサイズセンサー」は写真の奥行きなど表現できるのですが、幅広くピントを合わせるのにはテクニックが必要です。
しかし「APS-Cセンサー」のカメラはピントの合う幅も広く鮮明さにも優れているセンサーサイズなのでプロカメラマンでも多く使用していますが、特に商品撮影専門カメラマンの使用率は高い印象です。
ブライダルカメラマンの場合
ブライダルカメラマンの主に使用しておりますカメラについてご紹介させていただきます。
ブライダルカメラマンはフットワーク軽く動き回りながら撮影することがほとんどです。
しかし、会場の空気感や写真の質感などこだわるお客様も多いことから「フルサイズセンサー」を装載しているカメラを使用していることがほとんどです。
またブライダルは一生に一度の撮影になることがほとんどなので失敗は許されません。
その理由からバッテリーの持ちが良いデジタル一眼レフカメラを使用することが基本となるでしょう。
ミラーレス一眼レフカメラにもフルサイズセンサーはあるのですが、バッテリーの持ちなどはまだまだ悪く撮影途中でカメラの電池がなくなってしまう場合もあるのがミラーレス一眼レフカメラですので、ブライダルを専門に撮影されているプロカメラマンはあまり選ばれません。
イベントカメラマンの場合
イベントカメラマンの主に使用しているカメラについてご紹介させていただきます。
イベントカメラマンではフットワークが軽く広い範囲を移動しながら撮影できることが重要視されております。
そのため、軽量であることや広角からズームまで小型のカメラで撮影できることも求められております。
そのため、使用するカメラはAPS-Cサイズのセンサーを装載しているカメラが使用されることが多いです。
イベントカメラマンの撮影後の写真は販売や広告に使用されることは少なく、主にイベント記録用として撮影依頼されることが多いので、背景の奥行き感よりもどのようなイベントであったかを忠実に記録に残すことが重要視されているので、カメラのスペックよりも記録を残すための手軽なカメラを選ばれることが多いでしょう。
学校行事カメラマンの場合
学校行事の撮影カメラマンが主に使用されているカメラをご紹介させていただきます。
学校行事もイベントカメラマンと同様に行事ごとの生徒の表情などを記録に残すためのカメラマンです。
撮影された写真は販売されたり、卒業アルバムなどに使用されるので写真のデータサイズなどは大きいデータが必要になりますが、学校行事の撮影もAPS-Cサイズのカメラでも十分対応可能です。
暗い場所での撮影であればフルサイズカメラを利用することも多いですが、基本的にはフットワークが軽く移動しやすいカメラが選ばれることが多いでしょう。
写真館の場合
最後に写真館の場合、写真館カメラマンが使用しているカメラについてご紹介させていただきます。
写真館のカメラマンは主にフルサイズのカメラ、もしくは中盤デジタル一眼レフなどの大型センサーを装載しているカメラを使用しております。
その理由は基本的にはスタジオ撮影となることが多く三脚などに固定しながら撮影するので移動がほとんどありません。
そのため、重量のあるカメラでも撮影は可能で一生に一度の撮影になることが多いことから奥行きや立体感がより感じられるセンサーサイズが大きいカメラを使用することが多いでしょう。
プロカメラマンが撮影現場に必ず持っていくカメラとは?
ではプロカメラマンが撮影現場に必ず持っていくカメラとはなんでしょうか?
上記のように撮影するジャンルによっても異なりますが基本的にカメラマンが安心できる機材を求めることはどのジャンルでも変わりがありません。
私も実際にカメラマンとして活動しておりますので、友人や先輩含め、カメラマンの一般的であり平均的なカメラについてご紹介させていただきます。
メインカメラ
まず、カメラマンが撮影現場で最も使用するのがメインカメラです。
メインカメラで最も使用されているのはフルサイズセンサーサイズ装載のデジタル一眼レフカメラです。
やはり、フルサイズセンサーサイズのデジタル一眼レフカメラはレンズやカメラ本体も他の一眼レフカメラに比べ大きく、重量も重いのですがやはりカメラマンは使いやすさや重量よりも撮影できる写真のクオリティーを重視することがほとんどでしょう。
そのため、カメラマンが撮影現場には必ずフルサイズセンサー装載のデジタル一眼レフカメラは持っていくでしょう。
サブカメラ
サブカメラとはなんでしょうか?
サブカメラ主にメインカメラと同サイズのセンサーサイズを装載しているカメラであり、メインカメラが急な故障などで撮影が続けられない場合などに使用するカメラのことです。
カメラマンはカメラを酷使することも多く、実際に1週間で3万枚もの写真を撮影することも少なくないので同じカメラを使い続けるといつカメラが故障してもおかしくない状態が続くこともございます。
カメラには撮影耐久シャッター回数などがありプロ機であれば40万回前後、エントリーモデルであれば10万回前後と想定されております。
プロカメラマンの場合、年に1回はカメラの故障やオーバーホールが必要となる場合も多いので予備のカメラを常に持ち運ぶ必要がありますのでサブカメラは必需品となります。
プロも使っている10万円以下のカメラは?
では、ここで本題ですがプロカメラマンでも使用している10万円以下で買えてしまうデジタルカメラとはなんでしょうか?
メーカーごとに紹介させていただきます。
Canon
まず初めに世界中のプロカメラマンから愛用されているメーカーのCanonの紹介です。
なぜCanonのカメラが選ばれるかと言いますと、Canonは写真の編集ソフトやテザー撮影(PCとカメラを接続させる機能)が他のメーカーと違い始めから無線接続することができるメーカーとなっています。
人物撮影などでも肌の発色が良く、モデル撮影などでも愛用しているカメラマンが多いメーカーです。
6Dmark2
中古にはないますが初めにオススメするのが6Dmark2をご紹介させていただきます。
この6Dmaik2はフルサイズセンサーを装載しているにもかかわらず、比較的小型のデジタル一眼レフカメラでありモニターもバリアングル機能もあるとても使いやすいカメラです。
美容師様なども使用している方も多く初めてデジタル一眼レフカメラを使う方にもオススメできるカメラです。
5Dmark3
次にご紹介するカメラは販売されてからかなり年月が経つのですが今でもプロカメラマンの中ではメインカメラとして使用するカメラマンもいるほど信用できるカメラです。
カメラ自身のオートモードなども十分に使えるのですが、撮影者自身が細かく設定し思い通りの写真を撮影することも十分できるカメラですので私もオススメするデジタル一眼レフカメラです。この5Dmark3もフルサイズセンサーを装載しております。
Nikon
次に紹介させていただきますメーカーはNikonです。
NikonはCanonと比べ写真の質が少し硬い印象ですが、ピント性能や映し出される写真は見た目に忠実なことから報道やニュース関連のカメラマンに多く起用されているメーカーではないでしょうか。
Nikonのカメラは頑丈性にも優れており過酷な状況下でも撮影可能な信頼性の高いメーカーとなっております。
NikonD800
Nikonでプロカメラマンがオススメする10万円以下のカメラはD800です。
D800は他のメーカーに比べ撮影画素数が大きいことから大型の印刷にも十分使用できるカメラとなっております。
このD800が販売された当時はCanonからNikonに変更するカメラマンも多くいたことから性能がとても優れたカメラとなっております。
SONY
SONYについてもご紹介させていただきます。
SONYは元々動画用のカメラで有名になったメーカーであり写真のカメラマンではあまり人気のなかったメーカーです。
しかし今のSONYというメーカーがカメラマンに愛されるようになったきっかけとなったのがフルサイズセンサーを装載したミラーレス一眼レフカメラα7を皮切りにSONYが世界中のカメラマンから愛されるメーカーとなりました。
SONYのα7フルサイズセンサー装載のデジタル一眼レフが他のカメラに比べかなり小型になり、持ち運びにも優れ,描写なども抜群の性能で発表されたことから世界中のカメラマンは一度は使用したことのあるメーカーとなりました。
SONYα7II
SONYのカメラで10万円以下で購入することができるプロカメラマンも使用しているカメラはSONYα7IIです。
SONYα7IIは初代のSONYα7に比べピント性能が格段にレベルアップし使いやすくなったことから今でも愛用される機種となっております。
SONY製の自信を持って販売されたミラーレスデジタル一眼レフカメラなので写真だけでなく、動画に関しても映画が撮影できるレベルで美しい映像が撮影できるカメラとなっております。
写真と動画を合わせて撮影したい方にはオススメさせていただきます。
fujifilm
最後にご紹介させていただくメーカーはFUJIFILMです。
FUJIFILMは他のメーカーと違う点はフルサイズセンサーサイズのカメラが作られていないことです。
FUJIFILMのカメラは中盤サイズもしくはAPS-Cサイズのセンサーサイズのカメラのみを販売しております。
しかしFUJIFILMのAPS-Cサイズでもフルサイズセンサーと同レベルの写真の奥行き、描写が撮影可能となったカメラということでフルサイズサイズをあえて作らないメーカーです。
またFUJIFILMは本来フィルムカメラ時代はフィルムメーカーとしても確立したメーカーであるため、発色や色の表現に関しては他のメーカーに比べても最高レベルと言ってもおかしくはないメーカーです。
X-E3
FUJIFILMのX-E3は比較的新しいカメラですので、ピント性能や色の表現、動画性能なども優れたミラーレス一眼レフカメラとなっております。
APS-Cセンサーを装載していることでカメラ本体、レンズなどのサイズも小型のこともありフットワークが軽いカメラとなっております。
また小型で軽量なので複数のレンズを持ち運んだ場合でも荷物になりにくいので多くのレンズを使い分けて撮影を楽しみたいのであればオススメのカメラとなっております。
カメラは最新がいいのか?
カメラはそれぞれのメーカーから毎年のように新作が発表されます。
ではカメラは新作にこだわった方がいいのでしょうか?
その答えは「NO」です。
カメラ自体の性能は画素数がアップしたり、ピント性能が向上したりと本来写真を撮る以外のポイントが向上していると見受けられます。
私の思うにカメラは2010年以降に販売されているカメラであれば遜色して大した差は少ないと感じられます。
カメラは嗜好品として愛用されていましたが、どんどんカメラ自体が電化製品化しているイメージです。
ですので、最新のカメラを無理して買うのであれば、その分の予算を私ならカメラレンズに分けて使用したいと考えます。
カメラが良くても商品撮影はできる?
ではカメラが良ければ簡単に誰でも商品撮影はできるのでしょうか?
それも「NO」です。
今では商品写真を自身で撮影することも増えてきておりますが、いくらカメラが良くてもプロカメラマンとアマチュアカメラマンでは写真のクオリティーは一目瞭然でとなります。
商品撮影など自社の商品を販売し利益を上げなければいけない場合は、必ず商品撮影専門のカメラマンに依頼することをオススメいたします。
商品撮影に困った人は必見!
ですが、商品撮影をどのカメラマンに依頼すれば良いのかわからない方も多いはずです‥。
そんな方は『物撮り.jp』を利用しましょう。
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まとめ
今回は『10万円以下のプロカメラマンも使っているカメラを紹介します!』についてご紹介させていただきました。
カメラマンの専門撮影ジャンルによってカメラの違いやメーカーごとのお買い得なカメラ情報などもご紹介させていただきました。
ブツ撮りラボではこれからも商品撮影の有力な情報をどんどん更新していきますので良ければブックマークいただければ幸いです!
今後ともブツ撮りラボを宜しくお願いたします。