絞りの調整で表現力アップ!被写体に合わせた撮影技術を習得しよう

2022.11.15
絞りの調整で表現力アップ!被写体に合わせた撮影技術を習得しよう

今回のブツ撮りラボで書かせていただくテーマは「絞りの調整で表現力アップ!被写体に合わせた撮影技術を習得しよう」となっております。

よく「背景をボカした写真が撮りたい‥」という声をよく聞きますが、これからの内容を読んでいただけますと解決すること間違いなしです!

是非最後までお付き合いいただければと思います!

【はじめに】


写真を撮る際に、絞りという言葉をよく聞きます。

絞りは、レンズを通過する光の量を制御するための装置で、写真の露出や被写界深度を調整するのに役立ちます。

この記事では、写真の絞りについて、その基本的な仕組みや使い方、そして効果的な撮影方法について詳しく説明します。

【絞りとは】


絞りとは、レンズ内部に設けられた開口部のことを指します。

この開口部を調整することで、レンズを通過する光の量を制御することができます。

絞りは、F値という数値で表されます。
F値は、開口部の大きさを表す数値で、通常は1.4から22までの範囲で表されます。

F値が小さいほど開口部が大きくなり、光量が多くなります。

逆にF値が大きいほど開口部が小さくなり、光量が少なくなります。

【絞りの効果】

【絞りの効果】
絞りは、写真の露出や被写界深度を調整するのに役立ちます。

露出とは、撮影した画像が明るくなりすぎたり、暗くなりすぎたりしないように光の量を適切に調整することです。

被写界深度とは、撮影した画像の前景から背景までの距離がどの程度鮮明に写るかを調整することです。

絞りを調整することで、露出や被写界深度を調整し、写真をより魅力的に仕上げることができます。

【F値の変化による効果】

【F値の変化による効果】
絞りのF値を変えることで、写真に表現したいイメージを調整することができます。

以下に、F値の変化による効果を紹介します。

・F値が小さい(大きな開口部):光量が多く、背景がボケやすい写真になります。被写体だけが鮮明に写り、背景はぼかされるため、被写体を引き立たせることができます。ポートレートや花などのアップ写真などに向いています。

・F値が大きい(小さな開口部):光量が少なく、背景が鮮明に写る写真になります。被写体と背景が両方とも鮮明に写るため、風景写真などに向いています。

・F値が中程度(中程度の開口部):被写体と背景がある程度ぼける写真になります。被写体と背景が同等に鮮明に写るため、風景写真などに向いています。

【絞りの選び方】


絞りの選び方は、撮影したいイメージや環境によって異なります。

以下に、絞りの選び方について紹介します。

・ボケを強調したい場合:F値を小さくすると、背景がボケやすい写真になります。ポートレートや花などのアップ写真を撮影する際には、F値を小さくして被写体を際立たせることができます。

・風景を撮影する場合:風景写真を撮影する際には、F値を大きくして、被写界深度を深くすることが重要です。風景写真では、広い範囲を写し込むことが目的ですが、被写界深度が浅いと、画面内の一部分しか鮮明に写らないため、被写界深度を深くすることが必要です。

・全体を鮮明に写したい場合:被写界深度が深くなるように、F値を大きくすることで、画面内の被写体全体を鮮明に写すことができます。風景写真や建物などの撮影に適しています。

【絞り優先モードの使い方】


絞りを調整することは、写真の撮影において非常に重要な作業ですが、初心者にとっては難しい場合もあります。

そこで、絞り優先モードという機能を使うことで、手軽に絞りの調整ができます。

絞り優先モードは、カメラのモードダイヤルに設定することで、自動的に絞りを調整してくれます。

このモードで撮影する場合、被写界深度に応じた適切なF値が自動的に設定されます。

絞り優先モードを使うことで、手軽に絞りの調整ができますが、自動設定ではなかなか思い通りの写真を撮影することができない場合があります。

そのため、絞り優先モードを使う際には、被写体の状況や環境に合わせて、F値を微調整することも大切です。

【まとめ】


写真の絞りについて、その仕組みや撮影における効果、選び方や絞り優先モードの使い方について紹介しました。

絞りは、被写界深度やボケ具合を調整するために欠かせない要素の一つであり撮影者が自由自在にコントロールすることができます。

絞りを使いこなすことで、より魅力的な写真を撮影することができます。

しかし、絞りだけでなくシャッタースピードやISO感度など、他のカメラの設定にも注目することが重要です。

また撮影対象や撮影場所によっても適切な絞りの値が異なるため、常に撮影の目的や環境に合わせて、絞りの設定を調整することが必要です。

以上が、写真の絞りについての詳しい解説でした。

絞りは、被写界深度やボケ具合を調整するために欠かせない要素の一つであり、撮影者が自由自在にコントロールすることができます。

撮影する被写体や撮影する場所によって適切な絞りの値は異なりますが、自動設定だけに頼らず、絞り優先モードを使って手動で調整することで、より魅力的な写真を撮影することができます。

また、絞りだけでなく、シャッタースピードやISO感度など、他のカメラの設定にも注目することが重要です。

最後に、写真の絞りは撮影技術の一つであり、撮影者が自分の撮影スタイルや撮影目的に合わせて活用することで、より魅力的な写真を撮影することができます。

絞りの設定に挑戦し、素晴らしい写真を撮影してください!

 

 

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