【プロ直伝】スニーカー販売で高値を引き出す撮影術|写真一枚で魅力を最大化する方法
目次
スニーカーを高値で販売する秘訣は「写真」にあり

フリマアプリやネットショップでスニーカーを販売する際、どうすれば「高値」で売れるのでしょうか?
希少なモデルであることはもちろんですが、最も重要な答えは「そのスニーカーが持つ本来の魅力と状態を、写真一枚で正確に伝えること」です。
そのために不可欠なのが、素材の質感を最大限に引き出す「光のコントロール」。
実は、プロが使う照明機材がなくても、基本的な原則さえ押さえれば、お手持ちのスマートフォンでも写真は劇的に変わります。
この記事では、商品撮影専門サービス「物撮り.jp」を運営するプロカメラマンの私が、スニーカーの価値を最大限に高めるための具体的な撮影方法を、経験談を交えながら徹底的に解説します。
なぜ写真はスニーカーの「販売価格」を左右するのか?

オンラインでの売買において、購入希望者が商品を判断する材料は、ほぼ「写真」と「説明文」しかありません。
特にスニーカーのようなコレクションアイテムは、デザインの細部、素材の質感、そして何より「状態の良さ」が価値を決めます。
- 信頼性の構築: 美しく、鮮明な写真は「この出品者は商品を丁寧に扱っている」という無言のメッセージとなり、購入者に安心感と信頼を与えます。
- 価値の証明: スニーカーのレザーの艶、スエードの毛羽立ち、ソールの減り具合などが正確に写っていることで、買い手は商品の価値を正しく判断でき、高値での購入にも納得しやすくなります。
- 衝動買いの誘発: 直感的に「カッコいい」「欲しい」と思わせる魅力的な写真は、購入の最後のひと押しになります。
実際に私たちが運営する「物撮り.jp」でご依頼いただいたお客様の中には、ご自身で撮影した写真から私たちの写真に変更しただけで、同じ商品の販売価格が20%以上もアップした事例が数多くあります。
それほど、一枚の写真が持つ力は絶大なのです。
高値販売に繋がるスニーカー撮影の3大原則

まずは、撮影を始める前に必ず押さえておきたい3つの基本原則をご紹介します。
これらを意識するだけで、写真のクオリティは格段に向上します。
原則1:形を整える - 「新品時」の状態を再現する
履き古したスニーカーがクタっとした状態のままでは、魅力的には見えません。
撮影前には必ず一手間加え、スニーカーが最も美しく見えるフォルムを作りましょう。
- シューレース(靴紐)を整える: 捻じれをなくし、左右対称に綺麗に結び直します。新品の通し方を参考にするのも良いでしょう。
- 内部に詰め物をする: シューキーパーが最適ですが、なければ丸めた新聞紙やタオルを詰めて、甲の部分や足首周りにハリを持たせます。これにより、シワが伸びて立体感が生まれ、まるで誰かが履いているかのような生命感が宿ります。
原則2:光を操る - 素材の質感を最大限に引き出す
写真の質は光で決まります。スニーカー撮影で最もやってはいけないのが、スマートフォンの内蔵フラッシュを直接当てること。
光が真正面から強く当たりすぎるため、素材の凹凸が消えてのっぺりとした印象になり、不自然なテカリも発生してしまいます。
- 基本は「自然光」: 最も簡単な方法は、日中の明るい窓際で撮影することです。レースのカーテン越しのような、柔らかく拡散された光(ディフューズ光)が理想的です。直射日光は影が強くなりすぎるため避けましょう。
- プロのライティング: 私たちは、スニーカーの斜め上45度あたりからメインのライトを当てます。これにより、適度な影が生まれてスニーカーの立体感や素材の質感が強調されます。ご自宅で行う場合は、窓を光源と考え、スニーカーの角度を調整してみてください。
原則3:背景を統一する - 主役はあくまでスニーカー
スニーカーの魅力を最大限に引き出すには、背景はできる限りシンプルにすることが鉄則です。
- 推奨する背景: 白やグレーの壁、または大きな模造紙などが最適です。背景がごちゃごちゃしていると、視線が分散してしまい、スニーカー本体の魅力が半減します。
- 床の素材にこだわる: フローリングやコンクリートなど、スニーカーのスタイルに合った床で撮影すると世界観が生まれますが、まずは白い背景で清潔感を出すことを優先するのが失敗しないコツです。
これだけは押さえたい!スニーカーの魅力を伝える必須撮影アングル7選

購入者が知りたい情報を網羅するために、以下の7つのアングルは必ず撮影しましょう。
フリマアプリの出品上限枚数を意識して、多角的に商品の状態を見せることが高値売却の鍵です。
- 真横(サイドビュー): スニーカー全体のシルエットやデザインが最もよくわかる基本のカットです。
- 斜め前(アングルビュー): 最もアイコニックで、立体感やボリュームが伝わりやすい「顔」となる一枚です。
- 正面(フロントビュー): トゥのデザインや左右のバランスを見せるために重要です。
- 真後ろ(ヒールビュー): ヒール部分のロゴやデザイン、かかとの磨耗状態を示すために必須です。
- 真上(トップビュー): インソールのロゴの状態や、全体の横幅を見せます。
- アウトソール: 靴底の減り具合は、中古品の状態を判断する上で極めて重要なポイントです。汚れはできるだけ落としてから撮影しましょう。
- ディテール(クローズアップ): ブランドロゴ、ステッチの精巧さ、素材の質感などを接写します。もし傷や汚れがある場合は、このカットで隠さずに正直に見せることで、後のトラブルを防ぎ、誠実な出品者として信頼を得られます。
【プロの経験談】私たちがスニーカー撮影で直面した課題と解決策

以前、「物撮り.jp」に限定モデルのエナメル素材(パテントレザー)のスニーカー撮影をご依頼いただいたことがあります。
この素材は非常に光沢が強く、普通にライティングをすると、照明が白くクッキリと写り込んでしまい、スニーカー本来の色や形が全く見えなくなってしまうという難題がありました。
お客様の悩み: 「自分で撮ると、部屋の天井や自分の姿まで写り込んでしまい、安っぽく見える。このスニーカーの持つ高級感を写真で伝えたい」
私たちの解決策: この課題を解決するために、私たちは「面光源」というテクニックを用いました。具体的には、非常に大きな照明機材(ソフトボックス)を使い、さらにその光を半透明の板(ディフューザー)に通すことで、巨大で柔らかい光の面を作り出しました。
その光の面をスニーカーに写り込ませることで、一点の強い反射ではなく、ボディラインに沿った滑らかなグラデーションを生み出すことに成功。
これにより、エナメル素材特有の「濡れたような艶」と高級感を損なうことなく、美しい形状と色を忠実に再現できました。
ご家庭でこのレベルを再現するのは困難ですが、この経験から言えるのは、「素材の特性を理解し、それに合わせて光を調整することがプロの仕事であり、価値を高める秘訣」だということです。
時間と手間をかけずに最高の一枚が欲しい方へ
ここまで解説してきた通り、スニーカーの魅力を最大限に引き出すには、いくつかの知識と手間が必要です。
「もっと手軽に、でも最高のクオリティで売りたい」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
私たちのサービス「物撮り.jp」は、まさにそうしたニーズにお応えするために生まれました。
- 1カット550円という低価格で、プロのカメラマンが専用スタジオで撮影します。
- 商品をスタジオに郵送いただくだけで、全国どこからでもご依頼可能です。
- 商品到着から最短3営業日で高品質な写真データをお届けします。
撮影機材を揃えたり、撮影方法を学んだりする時間やコストを考えれば、プロに任せることは、スニーカーをより早く、より高く販売するための賢い「投資」と言えます。
まとめ

スニーカーを高値で販売するための写真撮影は、単に記録する作業ではありません。
「形を整え」「光を操り」「背景を選ぶ」という3つの原則を守り、必要なアングルを丁寧に撮影することで、その価値を最大限に引き出すクリエイティブな行為です。
ぜひ、この記事で紹介したテクニックを試してみてください。
そして、もし「自分では限界がある」「最速で最高の結果が欲しい」と感じたなら、いつでも私たち「物撮り.jp」にご相談ください。
あなたの大切なスニーカーの価値を、写真の力で最大化するお手伝いをいたします。

