指輪の商品写真で高級感を最大限に表現するためのポイント

2022.3.30
指輪の商品写真で高級感を最大限に表現するためのポイント

今回のブツ撮りラボのテーマは『指輪の商品写真で高級感を最大限に表現するためのポイント』についてご紹介させていただきます。

この記事を書かせていただいているのはブツ撮りラボを運営しております、商品撮影専門サービス物撮り.jpの指輪の商品撮影などを担当しておりますカメラマンが書かせていただきますので、指輪の商品撮影の専門家目線でしっかりと書かせていただきます!

この指輪の商品撮影はとても難しく、難易度の高い商品となっております。

しかし、この『指輪の商品写真で高級感を最大限に表現するためのポイント』をテーマに書かせている本記事を読んでいただければ、きっと指輪の商品撮影も撮影しやすくなること間違いなしの有益な情報をお伝えさせていただきます。

指輪とは?

そもそも指輪とはなんでしょうか?
指輪は本来、アクセサリーなどの装飾品とは違い身を身を守るためのお守りのような印章として使用されておりました。

しかし、古代ギリシャで金や銀などのデザインセンスの優れた指輪が制作されるようになり、宝石が装飾されたり、特殊な加工方法が施されるようになり今のラグジュアリーな指輪に進化していきました。

では、次に今現在多く販売されている指輪の種類についてもご紹介させていただきます。

マリッジリング(結婚指輪)

マリッジリング(結婚指輪)の撮り方

マリッジリング(結婚指輪)についてご紹介させていただきます。

マリッジリングは実は和製英語で日本でのみ通用する名称です。

海外の多くではウェディングリングと言われ、それぞれの国の文化により左手、右手の薬指に着用されるペアリングです。

マリッジリング(結婚指輪)は日本でも多くのジュエリーブランドやハイブランドからも販売されており、個人のジュエリーデザイナーなども最も制作・販売されている指輪ではないでしょうか。

エンゲージリング(婚約指輪)

エンゲージリング(婚約指輪)の撮り方

エンゲージリング(婚約指輪)についてご紹介させていただきます。

エンゲージリング(婚約指輪)は主に結婚を申し込み、了承されることで渡す結婚予定証明の意味合いを持つ指輪です。

このエンゲージリング(婚約指輪)は『聖なる誓い』を意味する薬指にはめることがほとんどで、金額は主に給料の3ヶ月分を目安にとされていましたが、今では結婚式費用などに資金を回したいユーザーが多く身の丈にあった指輪を選ばれる傾向にある指輪ですが結婚指輪よりも高額の指輪となっているケースが多いです。

フラットバンドリング

フラットバンドリングの撮り方

フラットバンドリングとは指輪の中でも最もシンプルな形状でデザインが最小限の指輪で多少の刻印があしらわれていることが多い指輪となっております。

この指輪は結婚指輪や学生のペアリングなどで選ばれることの最も多い指輪となっているでしょう。

カットリング

カットリングの撮り方

カットリングについてご紹介させていただきます。

カットリングとはフラットバンドリングに多面のカットがされており、輝きをフラットバンドリングよりも強調した指輪となっておりデザイン性にも優れているのでより女性らしさやスマートな見た目の指輪となっております。

ハイブランドなどでも多く販売されており、非常に人気のある指輪です。

ストーンリング

ストーンリングの撮り方

最後にストーンリングについてご紹介させていただきます。

ストーンリングとはグラットバンドリング、カットリングに様々な宝石があしらわれている指輪となっており、最も高級感が感じられる指輪です。

ストーンリングは誕生石が装飾されていたり、大きなダイヤモンドが装飾されている指輪です。

このストーンリングはカットされた輝きのある宝石だけでなく、カラーストーンのような特徴的な石も指輪に使用されることから指輪の中でも最も個性を表現することができる指輪です。

指輪の商品撮影で重要な3つのポイント

指輪の商品撮影で重要な3つのポイント

次び指輪の商品撮影で重要なポイントを3つご紹介させていただきます。

物撮り.jpで多くの指輪を商品撮影させていただいてきた経験から基づき指輪の商品撮影で重要であると考えているポイントについて書かせていただきますので、指輪を販売したいと考えている方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?

指輪の高級感を演出する

指輪の商品撮影で最も重要なポイントだと思うことがあります。

それは『指輪の高級感を演出する』ことではないでしょうか?
指輪は主に金や銀、プラチナ、ステンレスなどの金属素材で作られることが多く指輪の存在感を強く表現するには指輪の高級感を演出する必要があります。

指輪の高級感の演出については後ほど、表現方法をしっかりとお伝えさせていただきますので、そちらも合わせてお読みください。

指輪のデザインを伝える

指輪のデザインをしっかりと伝えることも指輪の商品撮影で重要なポイントです。

指輪の注目して欲しいデザインはどこなのか?
宝石なのか?
それともカットの手法なのか?
指輪によって注目するべきデザインはどこなのかを判断し、そのデザインを指輪の特徴として表現しなければいけません。

宝石の場合はしっかりと輝きえを表現し、刻印の場合は掘り込みや陰影として表現しなければなりません。

指輪の商品撮影時には指輪の最も伝えたいデザインがしっかりと強調される商品写真になるように撮影しましょう。

指輪の用途を写真で伝える

指輪の用途を写真で伝えることも必要です。

指輪は贈る対象者との関係や贈る意味も重要なジュエリーですので、商品撮影時に指輪の用途をしっかりと商品写真で伝える必要がある商品です。

指輪は他のどの商品よりも商品写真の重要性が高い商品ですので指輪の用途が伝わる商品写真になるように心がけて撮影しましょう。

指輪の高級感を伝える撮り方のポイント

指輪の高級感を伝える撮り方のポイント

次にご紹介させていただくのは『指輪の高級感を伝える撮り方のポイント』について書かせていただきます。

先ほど、指輪の高級感の重要性について書かせていただきましたが、実際にどうやって撮影すれば良いのか?
の答えをここで3つのポイントに分けてご紹介させていただきます。

この記事の最も重要な内容となっておりますので、ぜひご理解いただき参考にしていただければ幸いです。

指輪に強い光をあてる

まず、指輪の高級感とはなんでしょうか?
それは指輪の輝きは感じられることです。

指輪の輝きは主に照明機材で演出するのですが、1つの照明機材では1箇所しか光が当たってくれません。

強い光が様々な方向から多く光を当てることで指輪の高級感を人口的に作ることができるので、指輪の商品撮影の際は多くの照明機材を使用し色々な角度から強い光を当てるようにしましょう。

指輪に影を入れる

指輪に影を入れることも重要な要素です。

影を入れると指輪が黒くなるんじゃないか?
などの疑問もあるかと思います。

しかし指輪の高級感を演出するには必ず影が必要なのです。

例えばシルバーの指輪の場合、影を入れて撮影しなければ指輪全体が白っぽくなってしまい立体感がうまれません。

しかし、指輪にあえて影を入れることでシルバーの中にも表情が生まれ、陰影が表現されるのでシルバーの立体感が伝わるような商品写真を撮ることができます。

指輪のような光沢のある商品のほとんどはあえて商品に立体的に表現することで高級感を演出することができるので、ぜひお試しください。

宝石などの装飾品を強調する

宝石などの装飾品を強調することも指輪の高級感を伝える撮り方の重要なポイントです。

指輪に装飾されている宝石などの輝きの表現は実はとても難しい撮影となっております。

その理由は宝石に強い光が当たると宝石内部で乱反射してしまい宝石が濁って見えてしまうことがあります。

宝石の輝きを高級感の感じる演出の方法としてはバックライトを入れてあげることで乱反射が抑えられます。
もしくは宝石に斜めか上からスポットのような光を集中的に入れてあげることで乱反射は抑えられるので、ぜひ試してみてください。

高級感のある指輪の商品撮影に必要な撮影機材

高級感のある指輪の商品撮影に必要な撮影機材

次にご紹介させていただくのは高級感のある指輪の商品撮影に必要な撮影機材についてご紹介させていただきます。

指輪の商品撮影には必ず撮影機材が必要になります。

指輪のようなジュエリーなどは特に撮影機材量が多く必要であり、細かなセッティングが必要になりますので、今回は指輪の商品撮影の最低限の撮影機材でご紹介させていただきます。

商品撮影に使用するレンズ

最初にご紹介させていただきます指輪の商品撮影に必要な撮影機材はレンズです。

通常商品撮影に使用するレンズ50-150mm程度のズームレンズで十分撮影可能なのですが、指輪の商品撮影にはマクロレンズという特殊撮影用のレンズが必要となります。

マクロレンズとは接写用に作られた接写専用のレンズで指輪などの細かい商品の撮影に適したレンズとなっております。

逆を言えばマクロレンズ以外のレンズでは指輪などの商品撮影を行うことは不可能だとも思えるくらい必要なレンズです。

通常の商品撮影用のレンズでは大きな画角の中に指輪が小さく写るような撮影になってしまい、指輪の詳細まで写すことができないからです。

指輪の商品撮影に使用するレンズはぜひ90mm以上のマクロレンズを使用することをおすすめいたします。

指輪の撮影に必要な撮影備品

次に指輪の商品撮影に必要な撮影備品についてご紹介させていただきます。

撮影備品とは撮影機材のような大掛かりなものではなく商品写真のクオリティーをあげるために、細かいこだわりを表現するために使用する撮影用のアイテムです。

次にご紹介する撮影備品は指輪以外の商品でも使用できるものもあるので、余裕があればぜひ揃えてみてはいかがでしょうか?

アートレ

指輪の商品撮影に揃えた方が良いと考えられる撮影備品は『アートレ』です。

アートレとは乳白色の半透明なプラスチック紙のことで主に光を拡散して柔らかい光を作るために使用する撮影備品です。

指輪などの商品の場合、鏡面仕様の商品のことが多いので指輪にアートレを写り込ませて、不要な映り込みを省く効果もあります。

このアートレは指輪などの反射する商品の撮影が驚くころ簡単に綺麗に商品撮影が撮影できるような撮影備品ですのでぜひ購入をおすすめいたします。

グレーボード

次にご紹介させていただきますのは『グレーボード』です。

このグレーボードは指輪などの陰影や影をつけたり、指輪のディティールを強調したりするために使用します。

このグレーボードは購入することもできますが、段ボールなどにグレーの紙を貼っても作ることができるので自作のグレーボードでも対応可能です。

指輪の商品撮影は光とたくさん当てることで輝きが増すのですが、白っぽくなってしまう可能性も大いにあります。

その時にこのグレーボードをアートレの上から少し写し込ませると自然な陰影ができるので持っていて損はない撮影備品だと思います。

指輪の商品撮影の最大の注意点

指輪の商品撮影の最大の注意点のイメージ

最後に紹介させていただくのは指輪の商品撮影の最大の注意点についてです。

多くの指輪などのジュエリーを撮影しております物撮り.jpでは撮影時の意識するポイントについてご紹介させていただきましたが、注意点もございます。

見せたいポイントを意識しすぎて商品撮影後に撮影の失敗に気づくことがあります。

指輪の商品撮影で高級に見せる方法のおさらいに近い内容にもなりますが、あえてご紹介させていただきます。

指輪の鏡面部分の映り込み

指輪の鏡面部分の映り込みに注意しましょう!
指輪の鏡面部分は色々なものが映り込んでしまいます。

「こんなものが映り込むのか?」と頻繁に指輪の商品撮影をしている私でもそう思うことがあります。

この指輪の鏡面部分の確認についてですが、解決策としては撮影時に随時パソコンと連動し撮影写真が大画面で表示するようにすれば余分な映り込みなどを省くことができます。

指輪の宝石部分の曇り

指輪の宝石部分の曇りにも注意しましょう。

指輪の宝石は指輪の特徴でもあり、しっかりと表現しなければいけない重要なポイントです。

指輪のリング部分に意識し、照明をセッティグしてしまうと宝石が曇ることがありますので、指輪に宝石が装飾されている場合は指輪の宝石が強調されるような照明を意識してセッティングしましょう。

白トビ

指輪の商品撮影時には指輪の白トビにも注意しましょう。

白トビとは光が当たりすぎてその部分が階調が失われて真っ白になってしまうことです。

指輪は特に白トビしやすい商品ですので、光の立体感を加える中でも白トビしないように注意しながら撮影することをオススメいたします。

またカメラには白トビを警告してくれる表示方法もありますので、白トビは極力しないように注意して商品撮影するようにしましょう。

指輪の商品撮影をプロに依頼するには?

今回は『指輪の商品写真で高級感を最大限に表現するためのポイント』についてしっかりと書かせていただきました。

様々な指輪の紹介や高級感の表現できる撮影のポイント、指輪の商品撮影に必要な機材までこの記事を読んでいただければ指輪の商品撮影で困ることはないかと思います。

しかし、実際書かせていただいたことを実際に実行してもしっかりと撮影できないこともあります。

その時にオススメなのでが商品撮影専門のオンラインサービス『物撮り.jp』です。

物撮り.jpは撮影希望者のお住まいに関係なく、指定された撮影スタジオに指輪などの商品を送るだけで光クオリティーな商品写真が納品される画期的なサービスです。

1カット550円(税込)から撮影依頼ができる驚きの撮影料金でしっかりと撮影させていただきますので、是非指輪の商品撮影にお悩みの方はご相談くださいませ。

まずはお試しに‥という方にも安心の1商品からでも商品撮影の依頼ができますので、お気軽にご依頼くださいませ。

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