難しい腕時計の商品撮影の極意を紹介します。

2022.3.30
難しい腕時計の商品撮影の極意を紹介します。

商品撮影専門の撮影サービス『物撮り.jp』が運営する商品撮影の情報サイトブツ撮りラボが今回書かせていただくテーマは『難しい腕時計の商品撮影の極意』についてご紹介させていただきます。

今では腕時計を投資目的として購入し、多くの利益を生みだすために個人でオークションサイトや海外の販売オークションなどに出品することが多くなってきました。

しかし、腕時計は高級ブランドの腕時計になればなるほど、商品撮影が難しくなってしまい予想よりも安く買われてしまったり、本来の魅力を伝えることができずに最大限の利益をだすことができずに、もったいない経験をされた方も少なくはないのではないでしょうか。

今回は腕時計の商品撮影のための専門的な知識に基づき書かせていただきますのでぜひ最後までお付き合い下さい。

腕時計の撮影の難しいと言われる理由

腕時計の撮影の難しいと言われる理由のイメージ

まずは腕時計の商品撮影がなぜ難しいといわれてる理由についてご説明させていただきます。

腕時計を保有者自身で販売される際に商品撮影を行うかと思いますが、腕時計の雑誌やカタログなどと写真のクオリティーが大いに違うことに気づくかと思います。

ですが、なぜ同じ腕時計なのに商品写真が違うだけで腕時計の価値が変わってしまい、ひどい場合は偽物(コピー)の腕時計ではないかと思われてしまうこともあります。

腕時計の商品撮影が難しく魅力的な商品写真にならない理由を3つにわけてご紹介させていただきます。

腕時計の形状をの問題

腕時計の形状をの問題のイメージ

腕時計の商品撮影が難しい理由でまずはじめにご説明させていただくのは『腕時計の形状の問題』です。

腕時計はブランドごとに文字盤に装飾されており、ベゼル、リューズなど細かい突起があることでとても撮りにくい商品となります。

また腕時計は腕に巻く商品ですので、腕時計の撮影時はほとんどは丸みをおびた形状になるかと思います。

この丸みも腕時計の商品撮影するアングルなども定めにくく、しっかりと固定した状態で撮影することが難しいのも、腕時計の商品撮影が難しいと言われる一つの理由ではないでしょうか。

腕時計の素材の問題

腕時計の素材の問題のイメージ

次に腕時計の商品撮影が難しいと言われる理由ですが『腕時計の素材の問題』です。

高級な腕時計はステンレスやゴールド、プラチナやダイヤモンドなど使用されており、撮影者が映り込むような鏡面仕上げになっていることが多くあります。

鏡面仕上げとは主に鏡のように撮影者が写り込んでしまったり、撮影環境の不必要な物が写り込んだりする仕上げのことを言います。

腕時計の魅力をダイレクトに伝えたいのに、不必要なものが腕時計に写り込んでしまうと、それだけで腕時計の高級感は減少してしまい、腕時計の状態や価値がユーザーに伝わらないことが多くあります。

腕時計の文字盤のガラスの問題

腕時計の文字盤のガラスの問題のイメージ

最後に腕時計の商品撮影が難しいと言われる理由は『腕時計の文字盤のガラスの問題』です。

腕時計の文字盤は文字盤の詳細を伝えるためのレンズのような役割もあり、平面ではなく湾曲したガラスとなっています。

この腕時計の文字盤のガラスが湾曲していることで撮影するアングルや照明によってガラスが反射して文字盤が見えにくくなってしまいます。

また腕時計の文字盤は細かいデザインや立体的な彫り込み、パーツが装飾されていることが多く、レンズを反射しないような照明をセットすると文字盤に影がついてしまったり、腕時計の秒針などの針だけが反射したり、黒くなってしまったりすることがあります。

腕時計の商品撮影で難しいと言われる3つの工程の中で、この『腕時計の文字盤のガラスの問題』が難しいと言われる最大の理由ではないでしょうか。

腕時計の撮影準備

腕時計の撮影準備のイメージ

では、次に腕時計の商品撮影の撮影準備について紹介させていただきます。

全ての商品は商品撮影準備が重要となり、この撮影の事前準備を怠ってしまうとより良い高いクオリティーの商品写真を撮影することは難しいとブツ撮りラボは考えておりますので、これから腕時計の商品撮影の行う予定の方や、商品撮影の依頼を検討されている方は、ご参考にして頂ければ幸いです。

腕時計の撮影用の機材は?

腕時計の撮影用の機材は?のイメージ

腕時計を商品撮影するために必要な機材についてご紹介させていただきます。

  1. 撮影用背景
  2. 腕時計用のスタンド
    (腕時計は湾曲している商品なので固定するのが難しい商品です。腕時計の商品撮影用のスタンドを用意しましょう)。
  3. 商品撮影用の照明機材×6灯
    (腕時計は小さい商品ですが腕時計の魅力とも言える輝き、高級感を表現するためには多くの照明機材が必要です。また1つ1つの光の量は小さい光が必要のため、200w程度の照明機材を用意するようにしましょう。)
  4. 腕時計の商品撮影用のカメラセット
    (腕時計の商品撮影はアップ写真も必要です。また腕時計には細かい装飾がされていることが多いので、出来るだけ接写する必要があるので、接写可能な90mm以上のマクロレンズを用意しましょう。)
  5. 照明機材に装着、もしくは光の質感を変えるための照明機材アクセサリーを用意しましょう。
    (腕時計の商品撮影で使用する照明機材用のアクセサリーは主にソフトボックス、アートレなどの乳白色のプラスチック紙)このように腕時計の商品撮影を行うには必要な機材が多くあり、セッティングにも細かなルールがあります。

次に腕時計の商品撮影時のセティングやルールについてご紹介させていただきます。

腕時計の商品撮影セッティングのポイント

腕時計の商品撮影セッティングのポイントのポイント

腕時計の商品撮影時のセッティングのポイントについてご紹介させていただきます。

難しい腕時計の商品撮影を出来るだけ簡単に行うために事前に知っておいた方が良いカメラマン独自のノウハウ・テクニックにより有力な情報ですので、腕時計の商品撮影についてお悩みのかたはぜひしっかりとご理解頂ければと思います。

腕時計の商品撮影のセッティング

腕時計の商品撮影のセッティングについて。

  1. 腕時計の文字盤に不要なものが映り込まないように、アートレやトレーシングペーパーを腕時計に映り込ませる。
    (腕時計は鏡面仕上げとなっていることが多いので、映り込まないように不要なものを省いても照明器具などが映り込んでしまいます。腕時計に極力近い位置にアートレなどの乳白色の半透明な紙をセットすることで腕時計に乳白色が映り込み、不要な映り込みを省くことができます。)
  2. 腕時計の照明のセッティングはバックライトからセティングしましょう。
    (腕時計は少ない光でも商品に影響することが多くあります。バックライトが強く影響してしまうと腕時計のベルトの輪郭や立体感が損なわれてしまうこともあるからです。)
  3. 照明機材のセッティングで腕時計を立体的に見せるには腕時計の部分ごとに照明を当てる必要があります。
    (1つの照明で腕時計全体を当てるように調整してしまうと立体感が表現しにくくなります。腕時計の立体感や高級感を表現するためには多くの照明機材を使用することで様々な角度から照明を当てれることができるので、細かくディティールやデザインまでも引き立てることができます。)

この3つのポイントを意識して腕時計の商品撮影を行うだけで、他とは差をつけられる商品写真を撮影することができるので、ぜひお試しくださいませ。

腕時計の商品撮影のルール

腕時計の商品撮影のルールについてご紹介させていただきます。

腕時計のルールで一番重要なポイントがあります。

それは文字盤の時間を調整してから商品撮影をするということです。

腕時計は多くの高級ブランドから販売されており、全国の百貨店からディスカウントショップなどでも購入できるのですが、ブランドのカタログやオンラインストアなどで掲載されている腕時計の商品写真の文字盤について意識して見たことはございますでしょうか?
実はほとんどのブランドの腕時計の商品写真の時間は揃っているのです。

腕時計の文字盤の針は10時10分35秒前後に針を合わせておくということが腕時計の商品撮影の最大のルールとなっております。

この指定の時間が腕時計の文字盤が最も美しく見えるとされており、この時間に設定されていない腕時計の商品写真は何かしら違和感を感じる商品写真となってしまいますので、腕時計の商品撮影を自身で行う場合は必ず時間指定を行い撮影するようにしましょう。

腕時計の撮影ポイント

腕時計の撮影ポイントのイメージ

最後に腕時計の撮影ポイントについてご紹介させていただきます。

腕時計の商品撮影について照明のセッティングや腕時計の商品撮影のルールについてはご紹介させていただきましたので、ここからは多くの高級腕時計の商品撮影を担当させていただきました物撮り.jpが腕時計の商品撮影時の意識しているポイントについてご紹介させていただきます。

腕時計の素材の表現

腕時計の素材の表現のこだわりを意識しましょう。

腕時計にはステンレスやゴールドなどの金属素材が使用されているのですが、ほとんどは鏡面仕上げとなっております。

しかし、じっくりと腕時計を観察するとヘアラインと言って一定の方向に研磨されてできた細く長い筋目があることがわかります。

腕時計のヘアラインは腕時計の高級感を増すための要素でもありますので、物撮り.jpでは表現することをオススメさせていただいています。

撮影にはとてもシビアな照明のセッティングが必要にはなりますが、ヘアラインまで表現できるような照明を目指してセッティングしましょう。

腕時計の厚みの表現

腕時計の厚みの表現にもこだわりましょう。

腕時計はとても細かいネジなどによって組み上げられた精密機器です。

腕時計の薄さを表現する場合もありますが、腕時計の厚みを強調するようなアングルで商品撮影を行うことで腕時計の高級感が表現されますので、ROLEXやHUBLOTやOMEGAなどの高級腕時計を商品撮影する際は腕時計の厚みをしっかりと伝えるように意識しましょう。

腕時計のブランドロゴの表現

最後は腕時計のブランドロゴの表現のこだわりです。

腕時計のブランドロゴは腕時計の最大の見せるべき特徴だと物撮り.jpは考えており、腕時計のブランドロゴの映り込みや色味の表現には最大の注意を払い商品撮影をさせていただいております。

腕時計の文字盤はセラミックやプリント、塗装などのシンプルなものが多いのですがブランドロゴは特別な刻印、エンボス仕様の鏡面仕上げなどブランドによって様々です。

しかし、腕時計のブランドロゴは商品撮影時にとても映り込みやすかったり照明の影響も受けやすいのでしっかりと表現することの難しい部分です。

腕時計のブランドロゴに関しては素材や色味、加工の仕方などユーザーに伝わるアングル、照明などを意識し商品撮影をおこないましょう。

腕時計の撮り方の困ったら?

今回は腕時計の商品撮影について撮影方法やポイントなど、難しいと言われる理由までしっかりとご紹介させていただきました。

ですが、腕時計の商品撮影の方法などご理解いただいた上で自身では難しいと思われた場合、どうすれば良いのかについてご紹介させていただきます。

腕時計などの商品撮影は本来、ジュエリーなどの商品撮影を専門に撮影しているカメラマンに依頼するのが当たり前となっております。

それは腕時計の商品撮影には特殊な撮影スキルが多く求められるからです。

しかし、腕時計を投資として個人で購入されたり個人販売されたりされている方も多いと思いますが、腕時計などの商品撮影を行なっているカメラマンに依頼する場合の撮影料金の相場は1カット3万円〜とあることが多いです。

腕時計などの商品をオンラインで販売するには最低でも4カット以上の商品写真が必要ですので、商品撮影だけでも15万円近くコストが必要となってしまいます。

しかし、今では物撮り.jpなどの商品撮影サービスが存在しますので、このようなサービスを利用することをオススメいたします。

商品撮影の専門のサービスに依頼

腕時計などの商品撮影は商品撮影を専門に行なっているサービスに依頼することをオススメいたします。

その理由は商品撮影の専門サービスは立ち合いが必要ないことが多いので、商品撮影を完全に任せた状態で撮影することができるのも特徴です。

またカメラマンに依頼するよりも格安で商品撮影が依頼できることも多く、物撮り.jpでは腕時計の商品撮影も数千円で撮影依頼することが可能となっております。

依頼方法も簡単で最短で商品撮影データが3日前後で納品できるので、高級な腕時計を長く預ける不安もありません。

腕時計などの商品撮影を依頼できる撮影サービスは今では多くありますが、その中で自分にあった商品撮影サービスを選ぶポイントを簡単にご紹介させていただきます。

  1. 商品撮影サービスの撮影実績の掲載数をしっかりとチェックしましょう。(商品撮影の実際の掲載数が少ないと商品撮影のクオリティーが確認しにくいため。)
  2. 商品撮影の正式依頼は見積もり確認後に正式依頼することができる。(商品撮影サービスには商品撮影後に請求されるサービスでは予算を超えてしまったということもあるので、事前見積もりが可能なサービスを利用しましょう。)
  3. 商品撮影の新着状況が把握できるサービスを選びましょう。(物撮り.jpではお客様の商品をお預かりのタイミングや撮影のタイミングなどを専用のマイページより随時ご報告させていただきますので安心できるサービスとなっております。)このように商品撮影サービスも多くありますが、その中で自身が最も信用、安心できるサービスを見つけれるポイントはいくつもあり、ここで書かせていただきましたことを参考にしていただけましたら幸いです。

これからも商品撮影について、皆様にとってより良い情報をお伝えできるように努めて参りますので、ブツ撮りラボを今後とも宜しくお願い致します。

 

 

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