メルカリの無断転載に終止符を。商品写真の著作権を守るプロの撮影術
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ピックアパートメントのカメラマン、篠原です。 毎日、企業の担当者さんから様々な相談を受けます。その中で最近特に多いのが、「メルカリで自社の商品写真が勝手に使われている」という著作権侵害の悩みです。
公式のECサイトやカタログのために、苦労して用意した画像。それが転売屋や他の業者に無断で流用されているのを見ると、怒りを通り越して疲弊してしまいますよね。
ズバリお答えします。画像の無断転載を物理的に100%防ぐ魔法はありません。しかし、「簡単に盗用させない抑止力」を持たせ、万が一盗まれた際にも「これは当社の著作物だ」と明確に主張できる状態を作ることは可能です。 それは、圧倒的なクオリティと明確な「撮影者の意図」が込められたプロの写真を用意すること。これが、遠回りに見えて最も確実な防衛策なのです。
この記事では、現場のプロの視点から、著作権を守りながら日々の業務効率を劇的に改善するアプローチをお話しします。
メルカリで自社の商品写真が無断で使われる…著作権侵害のリアルな悩み

画像の無断転載はなぜ起きるのか?
なぜ彼らは、他人の画像を平気で盗むのでしょうか。答えは非常にシンプルです。「自分で撮るより綺麗で、何より手間がかからないから」です。 スマートフォンで誰でも簡単にスクリーンショットが撮れ、画像の保存ができる現代。悲しいことですが、ウェブ上に公開された公式画像は、リテラシーの低い層から「フリー素材」のように扱われがちです。
特に、ただ白い背景の前に商品をポンと置いて、スマートフォンでパシャッと撮っただけの写真。こうした「誰が撮っても同じように見える写真」は、一番狙われます。なぜなら、無断で使っても「自分が撮った」と言い逃れしやすく、権利の所在が曖昧に見えるからです。
ウォーターマーク(透かし)を入れるだけでは根本解決にならない理由
「じゃあ、画像の中央に大きく会社のロゴや文字を透かしで入れればいいのでは?」 そう考える担当者さんも多いです。実際に試したことがある方もいるでしょう。 正直、これは悪手です。
今の画像編集ソフトの技術は恐ろしいほど進化しています。少し慣れた人間なら、商品にかぶった文字やロゴを消すことなど造作もありません。 それ以上に深刻な問題があります。文字を大きく被せた画像は、単純に美しくないんです。お客様が本当に見たいのは、商品のディテールや質感であって、あなたの会社のロゴではありませんよね。 無断転載を防ぐために、本来のお客様の購買意欲を削いでしまっては本末転倒です。
「誰が撮っても同じ」写真から脱却する物理的アプローチ

ライティングとアングルが生む「自社だけのオリジナル画像」
では、どうすればいいのか。私なら、一目で「これはプロが意図を持って撮った公式の画像だ」とわかる圧倒的なクオリティに仕上げます。
例えば、金属やガラスを使った商品。これを普通の蛍光灯の下で撮ると、周囲の余計なものがすべて映り込み、のっぺりとした安っぽい仕上がりになります。 現場のプロはどうするか。商品の質感を引き出すために、ストロボの光を直接当てるような野暮なことはしません。ディフューザーを2枚噛ませた柔らかい光を作り、商品のエッジにスッと細くて美しいハイライトを入れます。黒締めと呼ばれるテクニックを使い、黒いケント紙を商品の横に配置して影の輪郭を際立たせる。 さらに、F値をF11やF16までしっかり絞り、商品の手前から奥までカッチリとピントを合わせつつ、肉眼で見る以上に立体的な描写を完成させます。
このレベルのライティングとセッティングが施された写真は、素人がスマートフォンで真似しようとしても絶対に不可能です。光の入射角と反射角を計算し尽くした「物理的な解決策」こそが、無断転載への強力な抑止力になります。
著作権を主張できる「意図のある撮影」とは?
法律的な話を少しだけさせてください。写真の著作権は、「思想又は感情を創作的に表現したもの」に認められます。 つまり、監視カメラの映像や、ただ自動でシャッターを切っただけの「単なる記録」では、創作性が低いと判断され、権利の主張が難しくなるケースがあるんです。
プロのカメラマンが行う撮影は、すべてに明確な理由があります。 なぜその画角を選んだのか。なぜその位置から光を当てたのか。なぜその色の背景紙を選んだのか。 すべての工程に独自の「意図」と「技術」が込められているからこそ、その一枚は強力な著作物となります。万が一メルカリで無断使用された際にも、「このハイライトの入り方、この影の落ち方は、我々が独自のセッティングで撮影した明確な証拠である」と、堂々とプラットフォーム側に削除要求を突きつけることができるのです。
撮影の手間を減らし、権利を守りながらブランド価値を高める選択

社内撮影は本当に効率的か?見えないコストの罠
「とはいえ、外注すると高いから、なんとか自社で工夫して撮っています」 この言葉も本当によく聞きます。 でも、冷静に計算してみてください。社内撮影は本当に効率的でしょうか?実はこれ、大きな見えないコストの罠にハマっていることが多いんです。
機材を引っ張り出してきてセッティングする時間。思い通りの色にならなくて、何度も何度も撮り直す時間。画像の明るさをチマチマとパソコンで修正する時間。そして、クオリティの低い画像がメルカリで盗まれていないか定期的にパトロールし、プラットフォームに削除依頼の文章を打つ時間。
あなたの会社の優秀な担当者が、本来やるべきコア業務を後回しにして、これだけの時間を奪われています。担当者の方も、慣れない撮影作業と無断転載の対応で、心身ともに疲弊しているはずです。
プロに依頼する経営的メリット
プロのカメラマンに依頼するということは、単に「綺麗な写真を買う」という行為ではありません。「社員の貴重な時間を買い戻す」という経営的な判断です。
私たちは、毎日何百、何千という商品を撮り続けている専門家です。光の作り方も、魅力的なアングルの見つけ方も、すべて体が覚えています。自社で丸一日かけて撮るような点数を、圧倒的なスピードと品質で仕上げてみせます。
結果として、社員は本来の業務に集中でき、ブランドの価値は上がり、無断転載のリスクも減る。総合的に見れば、自社で試行錯誤するよりも、プロに任せてしまった方が遥かにコストパフォーマンスが高いのです。
目的別に選ぶ、プロへの依頼という解決策

では、具体的にどう依頼すればいいのか。ピックアパートメントでは、企業様の抱える課題や目的に合わせて、最適な解決策を用意しています。担当者様の悩みを解消するための2つのアプローチをお伝えします。
白背景・カタログスペック重視の大量撮影なら「物撮り.jp」

ECサイトの出品用画像や、カタログのスペックを正確に伝えるための白背景写真。とにかく点数が多く、正確な色味とディテールの描写が求められるなら、「物撮り.jp」にお任せください。
1商品あたり数カットを、低価格かつハイスピードで納品します。 安いからといって妥協は一切しません。一つ一つの商品の素材や形状に合わせてライティングを微調整し、切り抜き処理にも対応しやすい高品質な白背景画像を作り上げます。 メルカリなどのECモールで他社と並んだ時、パッと見の清潔感と高級感で圧倒的な差をつけることができます。無断転載の標的にされやすい白背景写真こそ、プロの確かな技術で「盗めないクオリティ」に引き上げることが重要です。自社で撮影ブースを組んで苦労しているなら、まずは一度、物撮り.jpの合理性を体感してください。
ブランドイメージ・SNS訴求のリッチコンテンツなら「フォトル」

単なる商品の記録ではなく、「その商品を使うことでどんな生活が待っているのか」という世界観を伝えたい。SNSで反響を呼び、ブランドの熱狂的なファンを作りたい。そんな時は「フォトル」の出番です。
こちらでは、スタジオのセットを作り込み、魅力的なキャストを起用し、プロのスタイリストが入るようなリッチコンテンツの制作に対応します。 例えば、ただお皿を撮るのではなく、湯気の立つ料理が盛り付けられ、休日の穏やかな朝食風景を切り取ったような一枚。F値を開いて背景を美しくぼかし、メインの被写体にスッと視線が誘導されるような、空気感まで写し取る写真です。 このような一枚は、ブランドの強い武器になります。フォトルでは、事前のヒアリングからターゲット層を明確にし、視覚的に最も刺さる一枚をプロデュースします。自社では絶対に用意できない圧倒的なビジュアルで、競合を一気に引き離しましょう。
【まとめ】
この記事の重要なポイントを振り返ります。
- 無断転載への対抗策:文字の透かしを入れるよりも、プロの圧倒的なクオリティと「意図」のある写真を用意することが、最強の抑止力になります。
- 物理的なアプローチ:緻密に計算されたライティングやアングルによる撮影は、素人には真似できず、著作権を主張する際の明確な根拠となります。
- 見えないコストの削減:社内での撮影や転載パトロールに時間を奪われるより、プロに依頼して時間を買い戻す方が、経営的に大きなメリットを生みます。
- 物撮り.jpの活用:カタログスペック重視、白背景での大量撮影を効率化し、ECでの見栄えを劇的に改善します。
- フォトルの活用:キャストやスタイリングを交えたブランドイメージ重視の撮影で、SNSで共感を生むリッチコンテンツを制作します。
商品写真に関する悩み、一人で抱え込まないでください。現場のプロフェッショナルとして、私たちが全力でサポートします。まずは一度、ご相談ください。

