商品撮影で知らないと損するカメラのレンズに関する知識

2022.1.6
商品撮影で知らないと損するカメラのレンズに関する知識

今回ブツ撮りラボで書かせていただくテーマは『商品撮影で知らないと損するカメラのレンズに関する知識』となっております。

このブツ撮りラボは10年以上商品撮影を専門に撮影しているカメラマンが書かせていただいておりますので納得いただける情報となっていることを保証します!

ブランドのカタログや、インターネットで商品販売に携わる方には避けては通れないのは『物撮り』です。

その『物撮り』を自身で撮影する際に写真機材のことで悩むことやわからないことが多くあります。

今回は写真機材の中でも様々な『レンズ』の種類や性能の違いなどをプロのカメラマンからみてご説明させていただきます。

商品撮影 相談

プロカメラマンはどんなレンズを使うのか

プロカメラマンはどんなレンズを使うのか

プロのカメラマンは撮影の内容によって様々なのレンズを使い分けます。写真は完成度、クオリティはカメラ本体ではなくレンズで決まるといっても過言ではありません!

撮影イメージが固まっていれば、それにあったレンズを使えば撮影イメージの近づけることもできますし、撮影イメージがなければ特徴的な個性のあるレンズを使用すればレンズの特性を用いたレンズ任せの作品作りも可能です。

プロのカメラマンがEC、楽天ショップ、Amazonなどの通販サイトのモデル撮影などに使用されるレンズや、逆にあまり使用されないレンズ、オールマイティーのこれさえあればなんでも使える万能レンズなどもあります。

今回その様々なレンズの特徴、メリットをご紹介させていただきます。

また、レンズの使用上の注意ですがレンズの焦点距離表記(例:24-205mm)などは基本的にはフルサイズ型センサーサイズカメラ換算での表記です。

フルサイズ型センサーサイズ以下のカメラの場合はレンズの焦点距離表記(例:24-205mm)よりも拡大(ズーム)されますので、ご注意ください。

プロカメラマンのレンズ

単焦点レンズの特徴

単焦点レンズとはカメラから映し出される撮影写真の距離(焦点距離)が固定されておりズームができない仕様の撮影カメラレンズとなっております。

単焦点カメラレンズは主に28mm、35mm、50mm、85mm、100mm、200mmと、様々な距離で固定されており撮影イメージあったものをそれぞれ選択し撮影に使用します。

単焦点レンズをプロカメラマンが使う場面

単焦点のレンズイメージ

プロカメラマンが単焦点レンズを使う場面は主にポートレートや商品の撮影の際に使用します。

単焦点レンズの特徴としては絞り値(f値)が明るいものが多く、その特徴として背景を綺麗に綺麗にボカすことができます。 このことにより、写真イメージをドラマティックに演出することが出来るので、イメージ作りには最適な写真機材となります。

単焦点レンズのメリット
  1. 撮影写真の歪みが少ない。
    (歪みとは28mmなどの広角側での撮影した場合、四角い被写体が樽型に見えてしまう現象。)
  2. 写真撮影後の写真の描写、鮮明さが美しい。
  3. 絞り値(f値)が比較的明るいものが多い。
    (f1.2,f1.4など)

また、単焦点レンズの中にはマクロレンズという通常の写真撮影レンズよりも極端に寄ることができ、指輪のダイヤなどの部分アップなどの商品撮影などが可能な特殊な撮影現場で使用されること撮影レンズもあります。

標準ズームレンズの特徴

標準ズームレンズとはカメラから映し出される撮影写真の距離(焦点距離)をレンズ1本で変動することができるレンズのことです。

単焦点レンズは撮影の際に自分自身が動いて撮影写真写りの距離を測るのですがズームレンズは撮影位置から動かなくても被写体までの距離を変えることができます。標準ズームレンズはだいたい24mmから80mmほどのズームのことを言います。

APS-C型の一眼レフカメラの場合は17mmから55mmくらいのレンズを指します。
(フルサイズ型換算でほぼ同じ距離です。)

よく、ファミリー向けのデジタル一眼レフカメラを購入された際に最初にセットでついてくるレンズは大体が標準ズームレンズとなっております。

標準ズームレンズをプロカメラマンが使う場面

標準ズームレンズのイメージ

プロカメラマンが標準ズームレンズを使う場面は主にポートレートや商品の撮影や結婚式などのイベントなどの際に使用できるオールマイティーに使用できる写真機材となります。

標準ズームレンズはファミリー向けの入門一眼レフカメラにも標準セットになっていることが多いのですが、入門用のレンズはズーム比に対して絞り値(f値)が変動することが多いので、プロが写真機材に選ぶ標準ズームレンズは絞り値(f値)が変動しないレンズを選ぶことが多いです。

標準ズームレンズのメリット
  1. 撮影環境で動きにくい場合に撮影場所を変えずにズームしたり、ワイドにしたり撮影写真イメージを変更できる。
  2. 標準ズームレンズにはマクロ機能も備わっているものも多く、被写体にかなりズームして撮影することもできる場合がある。
  3. 標準ズームレンズはオールマイティーな万能撮影レンズですので、1本あれば安心感があります。

望遠ズームレンズの特徴

望遠ズームレンズとはカメラから映し出される撮影写真の距離(焦点距離)をレンズ1本でズーム側で変動することができるレンズのことです。

標準ズームレンズは通常の日常風景など商品撮影などの撮影で大変便利ですが、望遠ズームレンズは標準ズームレンズではカバーできない望遠距離のズーム幅をカバーできるので、あれば大変便利なレンズです。

標準ズームレンズはフルサイズ型センサーサイズ換算で大体24mm〜80mmほどの距離をカバーできるレンズですが、望遠ズームレンズの場合はフルサイズ型センサーサイズ換算で大体70mm〜300mmをカバーできるズームレンズです。

望遠ズームレンズをプロカメラマンが使う場面

望遠ズームレンズのイメージ

望遠ズームレンズではプロのカメラマンの現場ではプロスポーツ選手の大会やファッションショーなどのイベント、自然風景の撮影や野生動物などを専門に撮影するプロカメラマンには外せないレンズです。

またファッションなどでも用いる場合も多くあり、標準ズームレンズや単焦点レンズとは違った印象的な写りとなりますが通常の標準ズームレンズや単焦点レンズとはカメラ側の設定が異なり、今まで起こらなかった『手ブレ』や『ピントが合わない』なども起こりやすくなりますのでご注意は必要ですが、プロカメラマンは必ず持っている写真機材です。

望遠ズームレンズのメリット
  1. 標準ズームレンズでは捉えきれない遠い被写体に拡大(ズーム)でき撮影することができる。
  2. 望遠側で被写体を撮影した際の背景のボケがとても綺麗に表現される。
  3. 被写体に近づくことができない場合でも臨場感のある写真の撮影が可能です。

広角ズームレンズの特徴

望遠ズームレンズとはカメラから映し出される撮影写真の距離(焦点距離)をレンズ1本でワイド側の変動することができるレンズのことです。

標準ズームレンズは通常の日常風景など商品撮影などの撮影で大変便利ですが、広角ズームレンズは標準ズームレンズではカバーできない広角距離のワイド幅をカバーする、あれば大変便利なレンズです。

標準ズームレンズはフルサイズ型センサーサイズ換算で大体24mm〜80mmほどの距離をカバーできるレンズですが、広角ズームレンズの場合はフルサイズ型センサーサイズ換算で大体16mm〜40mmをカバーできるズームレンズです。

広角ズームレンズをプロカメラマンが使う場面

広角ズームレンズのイメージ

プロのカメラマンの現場では風景撮影やミュージシャンなどのライブ撮影、建築や物件の竣工撮影などに使用する特殊撮影レンズです。
動画撮影よく使用される『GoPro』などの画角が広角レンズの特徴となります。

プロカメラマンは『広角ズームレンズ』があれば、、、と思うことも少なくないレンズにはなりますが、モデル撮影や商品撮影には殆ど使用しないレンズなのでご自身でEC用などのネットショッピング用にモデル撮影や、商品撮影を行う場合はなくても問題のないレンズですが標準ズームレンズや単焦点レンズとは違った印象的な写りとなりますが通常の標準ズームレンズや単焦点レンズとはカメラ側の設定が異なり、今まで起こらなかった『被写体の歪み』や『不必要なものが映り込む』なども起こりやすくなりますのでご注意ください。

広角ズームレンズのメリット
  1. 標準ズームレンズでは写すこともできない幅の被写体を撮影することができる。
  2. 狭い空間での撮影も広く写すことができます。

高倍率ズームレンズの特徴

高倍率ズームレンズとはカメラから映し出される撮影写真の距離(焦点距離)をレンズ1本でワイド側からズーム側まで変動することができるレンズのことです。

標準ズームレンズは通常の日常風景など商品撮影などの撮影で大変便利ですが、高倍率ズームレンズは標準ズームレンズの焦点距離から望遠ズームレンズの焦点距離までカバーできる万能レンズです。

高倍率ズームレンズはフルサイズ型センサーサイズ換算で大体28mm〜300mmほどの距離をカバーできるレンズ1本で望遠側まで撮影することができるお得な撮影レンズとなっております。

デメリットもありピントのあうAF速度が若干遅い場合が多く、撮影後の写真も被写体が『歪む(樽型)』になる場合もあります。

またズームを行った際いに絞り値(f値)が変動することも多く、求めている背景のボケが表現されないこともあります。

また標準ズームレンズに比べ解像度(写真の鮮明さ)が少し劣る点もあり、プロカメラマンには選ばれにくいレンズではないでしょうか。

プロのカメラマンが撮影現場で使用しているケースはあまり見かけないですが、プロカメラマンがプライベートの旅行や、子供の運動会などの撮影に使用する場面は多く見られます。

ご自身でEC用などのネットショッピング用にモデル撮影や、商品撮影を行う場合もありますが、解像度が低い場合もあるので写真の編集などは作業しにくいと思われますが、何かと便利なレンズなのでプライベートでも写真を撮影される方は1本あってもいいじゃないでしょうか。

高倍率ズームレンズをプロカメラマンが使う場面

プロのカメラマンが撮影現場で使用しているケースはあまり見かけないですが、使う場合は撮影時間が極端に短い中で様々なパターンを撮影しないといけない場合や、撮影状況の兼ね合いにより移動が難しいイベント撮影などに使用します。

ですが、プロカメラマンがプライベートの旅行や、子供の運動会などの撮影に使用する場面は多く見られます。

ご自身でEC用などのネットショッピング用にモデル撮影や、商品撮影を行う場合もありますが、解像度が低い場合もあるので写真の編集などは作業しにくいと思われますので、改めて購入を検討されている方はご注意くださいませ。

高倍率ズームレンズのメリット
  1. 標準ズームレンズでは写すこともできないズーム幅もレンズを変えずに被写体を撮影することができる。
  2. レンズ交換の時間を短縮することができ、ロケ撮影などのモデル撮影の場合でもこれ1本で撮影が可能です。

プロカメラマンが必ず撮影現場に持っていくレンズは?

プロのカメラマンが撮影現場に必ず持っていくレンズをご紹介させていただきます。

プロカメラマンはそれぞれ愛用するメーカーがありますが、レンズの選択は大体は一緒じゃないでしょうか?


ちなみに弊社のカメラマンは50mm単焦点、標準ズームレンズ、広角ズームレンズの3本は必ずもっていきます。

またプロのカメラマンがレンズ選びに重要視するのはズームした際に絞り値(f値)が変動しないことレンズを選ぶことが多いです。

レンズの絞り値(f値)が変わらないことで写真の解像度が劣化せずに鮮明な撮影写真を撮影することが可能なレンズとなってます。

またレンズの絞り値(f値)が変わらないことレンズは重量も重くなりますがプロのクオリティーを提供するには必要なレンズです。

また、カメラマンによって撮影内容によってですが50mm単焦点、標準ズームレンズ、広角ズームレンズの3本に加え、70-200mmなどの望遠ズームレンズや28mm、35mm、85mmなどの単焦点レンズも保険として持っていくプロカメラマンも多いです。

商品撮影に必要なレンズは?

商品撮影に必要なレンズですが、比較的使用する焦点距離は50mm以上のことが多いことからお勧めするレンズは3本です。

まずは標準ズームレンズです。プロが使用する標準ズームレンズは主には24-105mm程度のレンズとなっており70mmや90mm前後が非常に使用しやすいことから10年以上商品撮影専門で撮影してきましたオンライン撮影代行サービス『物撮り.jp』でも頻繁に使用しております。

次に単焦点レンズの100mm前後のマクロレンズがお勧めです。

100mm前後のマクロレンズは商品撮影の詳細などの拡大写真や、指輪などのジュエリーの商品撮影にも向いています。

次に望遠ズームレンズなどもたまに使用します。

化粧品などの商品撮影の際はパッケージなども撮影が必要となりますので、箱の形状が歪まない様にあえて望遠レンズを使用することも多くあります。

モデル撮影に必要なレンズは?

モデル撮影に必要なレンズですが、比較的使用する焦点距離は50mm以上のことが多いことからお勧めするレンズは3本です。

まずは標準ズームレンズです。

プロが使用する標準ズームレンズは主には24-105mm程度のレンズとなっており50mmや80mm前後が非常に使用しやすいことから10年以上商品撮影専門で撮影してきましたオンライン撮影代行サービス『物撮り.jp』は頻繁に使用しております。

次に単焦点レンズの50mm前後がお勧めです。

50mm前後の単焦点は比較的に絞り値(f値)が明るいことから背景のボケ方や、モデルが背景に溶け込んでいくナチュラルなイメージ写真も撮影することが可能です。

またモデル撮影の際に被写体には全体的にピントが合いながら背景が綺麗にボケてくれる70mm-200mmなどの望遠ズームレンズもよく使用するのでお勧めです。

商品撮影を専門業者依頼するには?

物撮り カメラマン

写真機材を見ただけでも、商品撮影をするには様々な機材が必要でそれぞれを用意するには多くの費用や時間、撮影に関するための技術を学ぶ時間も必要になってきます。

そんな商品撮影を今からスタートするにも、実際に利益を生み出すまでには時間がかかるかもしれません。

そこで早く販売する商品を利益化するには、撮影機材を購入する多くの費用もかけずに技術を学ぶ時間も短縮できる方法があります。

それは、商品撮影の代行サービスに依頼することです。

専門サービスに依頼することで費用も抑えることができ、商品写真もプロクオリティーの写真が納品されます。

様々なサービスがありますが、弊社の『物撮り.jp』はいかがでしょうか?

『物撮り.jp』は2010年から商品撮影サービスを専門に行なってきたプロカメラマンが撮影機材に拘って、お客様の商品を丁寧に撮影させていただきます。

1カット500円から依頼できるプロカメラマンの商品撮影サービスは注文方法も簡単で、電話とオンラインのみで商品撮影が依頼できます。 お見積も完全無料ですので、お気軽にお申し込みくださいませ。

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