来期の予算、商品撮影にいくら計上すればいいんだ?

2026.1.12
来期の予算、商品撮影にいくら計上すればいいんだ?

今、この画面を見ているあなたは、きっとデスクで頭を抱えているはずです。4月からの新年度。新商品のラインナップは決まっている。でも、それを「誰に、いくらで頼むのが正解なのか」が分からない。

正直に言いましょう。商品撮影の業界は、価格設定が不透明すぎます。1カット500円を謳う業者もいれば、1日の拘束で20万円を請求するスタジオもある。この差は何なのか。安い方に飛びついて、あとで「使い物にならない写真」が納品されるのが一番怖いですよね。

ベテランカメラマンとして、現場の泥臭い部分まで知る私、篠原が、あなたの予算取りの資料が今すぐ完成するような「相場の裏側」を包み隠さずお話しします。

「1枚500円」の甘い罠と、プロが20万円取る理由

「1枚500円」の甘い罠と、プロが20万円取る理由

まず、アンサーからいきましょう。カタログ用の白背景撮影なら1カット1,500円〜3,000円、ブランドイメージを作る作り込みの撮影なら、1日(8時間)で15万円〜25万円程度。 これが、後のトラブルを防ぐための最低限の適正ラインです。

「え、高いな」と思いましたか?

でも、考えてみてください。1枚500円の撮影では、1枚にかける時間はせいぜい数分です。ライトを固定し、商品を置いてシャッターを切るだけ。これでは、商品の「素材感」や「本来の色」は死んでしまいます。

一方で、プロが時間をかける撮影は、光を「作る」作業に大半を費やします。

例えば、ステンレスのタンブラー。適当に撮れば、カメラマンの顔や部屋の汚い影が映り込みます。これを防ぐために、ディフューザー(トレペ)を何重にも囲い、黒いケント紙でエッジを立てる。この「光の設計」に1時間をかける。だからこそ、消費者が思わず手を伸ばしたくなる「冷たそうな、美しい金属の質感」が生まれるんです。

社内撮影(内製)という名の「見えない損失」

社内撮影(内製)という名の「見えない損失」

「最近のiPhoneは綺麗だし、社内で撮ればタダじゃないか」

そんな声が上層部から聞こえてきそうですね。でも、私から見れば、それは非常に危うい判断です。

社内の担当者が、慣れない機材を抱えて、四苦八苦して3日間撮影に費やす。その間の本来の業務——マーケティング戦略の立案や、広報活動——が止まるコストを計算したことはありますか?

しかも、仕上がった写真はどこか素人臭い。影が伸びすぎていたり、色が沈んでいたり。その写真のせいで、商品の価値が10%低く見積もられたとしたら、それは「数万円の節約」を遥かに上回る損失です。

現場でよく見る失敗は、ピントの問題です。

「F値を絞る」という言葉を聞いて、ピンときますか? 商品全体にピントを合わせるために、あえて光の量を計算してレンズの絞りを調整する。これを怠ると、手前は綺麗でも奥がボケて、商品の形状が伝わらない写真になります。こうした「物理的な知識」の欠如が、後々の撮り直し——つまり追加コストを招くんです。

【具体的数値】予算取りのための相場ガイド

【具体的数値】予算取りのための相場ガイド

では、具体的に見積もりをどう見積もればいいか。以下の表を参考にしてください。

撮影タイプ 費用の目安 適した用途
白背景・単品撮影 1,500円 〜 3,000円 / カット ECサイト、カタログ、Amazon等
イメージ・スタイリング撮影 80,000円 〜 150,000円 / 半日 Webサイトトップ、SNS、パンフレット
大型商品(家具・家電) 5,000円 〜 10,000円 / カット 設置イメージ、大型EC
レタッチ(高度な修正) 1,000円 〜 3,000円 / 枚 傷消し、色味の厳密な合わせ

ここで注意してほしいのが「立会い」の有無です。

立ち会ってその場で指示を出すなら、カット単価ではなく「時間制」になることがほとんどです。逆に、商品を預けてお任せで撮ってもらうなら、カット単価の方が安く済みます。4月に向けて大量のSKU(商品数)があるなら、お任せスタイルの「カット単価制」で予算を組むのが合理的です。

失敗しない見積書のチェックポイント

失敗しない見積書のチェックポイント

見積書を見たとき、単価の安さだけで選ばないでください。

チェックすべきは「基本料金」と「修正回数」です。

撮影費が安くても、納品後に「ちょっと明るさを変えてほしい」と言っただけで、追加料金を1枚につき数千円取られるケースがあります。

また、意外と見落としがちなのが「機材費」です。

ストロボや特殊な背景紙、テザー撮影(パソコンに繋いで即座に確認する手法)のためのシステム使用料。これらは、撮影の精度を上げるための「保険」のようなもの。ここを削る業者は、結果的に機材トラブルや確認不足で納期を遅らせるリスクがあります。

私なら、こう言います。

「安く済ませたいのは分かります。でも、その写真は1年間、御社の顔として動き続ける営業マンなんです。1日あたり数十円の差で、頼りない営業マンを雇うのは得策ですか?」

効率とコスパを極めるなら:物撮り.jp

効率とコスパを極めるなら:物撮り.jp

もし、あなたが「何百点もの商品を、正確に、素早く、コストを抑えてカタログ化したい」と考えているなら、私たちのサービス「物撮り.jp」が最適です。

ここは、いわば「撮影の工場」です。といっても、雑に作っているわけではありません。

徹底的にワークフローを最適化し、プロのライティングをシステム化することで、1カットあたりの単価を極限まで抑えています。

  • Amazonや楽天などのモールに出店するための白背景画像が大量に必要。
  • スペック重視の商品で、質感を正確に伝えたい。
  • 予算が決まっていて、その範囲内で最大限の枚数を撮りたい。

こうした「合理的判断」が求められる現場において、物撮り.jpは最強のパートナーになります。何より、見積もりが明快です。予算取りの資料を作る際、これほど頼もしい存在はないはずです。

ブランドの「空気」を作るなら:フォトル

ブランドの「空気」を作るなら:フォトル

一方で、「単なるモノの説明ではなく、その商品がある生活や、ブランドの世界観を伝えたい」というプロジェクトなら、迷わず「フォトル」を指名してください。

こちらは、クリエイティブな表現に特化したチームです。

「このソファに座って、日曜の午後にコーヒーを飲んでいる雰囲気」

「この化粧品を使った後の、肌の輝きと満たされた時間」

これらは、単に商品を置くだけでは撮れません。適切な小道具を選び、影の落ち方をミリ単位で調整し、見る人の感情を動かす「絵」を作る必要があります。

フォトルでは、事前のヒアリングに時間をかけます。

あなたの頭の中にある「なんとなくいい感じ」という曖昧なイメージを、具体的な光と影、そして構図へと落とし込んでいきます。自社でどんなに高価なカメラを買っても、この「演出力」だけは真似できません。高単価な商品や、ブランドの立ち上げ時期なら、ここに予算を投下することが、結果的に最短ルートの認知拡大に繋がります。

まとめ

最後に、今回の話を整理しましょう。

  • 適正価格を知る: 白背景なら数千円、イメージ撮影なら1日15万円〜が、品質を担保するライン。
  • 内製のコストを再考する: 担当者の時間と、クオリティの低さによる機会損失は、外注費より高くつく。
  • 目的に合わせて使い分ける:効率・大量・コスパなら「物撮り.jp」。世界観・演出・ブランディングなら「フォトル」

4月からの新年度。最高のビジュアルでスタートを切るために、今この瞬間に予算の「使い道」を決めてしまいましょう。

「とりあえず、この商品ならどっちのサービスがいいかな?」

そう思われたなら、一度私たちに相談してください。無理な勧誘はしません。カメラマンとして、その商品が一番輝く方法を、正直にお答えします。

商品1点からでも撮影します

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