難易度の高いスカートの物撮り方法について詳しく解説させていただきます

2022.2.28
難易度の高いスカートの物撮り方法について詳しく解説させていただきます

難易度の高いスカートの物撮り方法について詳しく解説させていただきます!

この記事を書かせていただいているのは2010年から物撮りを専門に撮影するサービスとして多くの法人個人様から物撮りのご依頼をいただき今まで累計4000社以上の物撮り撮影(2022年2月時点)を担当させていただいた物撮り.jpがご紹介させていただきます。

物撮り.jpでも多くのスカートの物撮りを担当させていただいているのですが、スカートの物撮りは衣類の中でも、特に難易度が高く物撮りが難しい商品です。

今回、このスカートの物撮りについて詳しくご紹介させていただきます。

スカートとは?

スカートとは主に女性用の衣類でズボンとは異なり、股部分で別れていない筒状の衣類のことをさします。

スカートは長さでカテゴリー分けされることが多く『ミニスカート』『ロングスカート』『ミディスカート』に分けられることが多く今では『マキシスカート』など新しいスカートのカテゴリーもふどんどん増えていっている衣類です。

近年ではモードファッションを好む男性向けにレザーなどで作られた『メンズスカート』なども販売されており、どんどん進化しているファッションアイテムです。

スカートとパンツの撮り方の違い

スカートとパンツの撮り方の違い

では同じ『履く』という衣類の中でスカートと比べられるのがズボンではないでしょうか。

ズボンとスカートの物撮りでは大きな違いがあります。
それはスカートのシルエット作りの難しさです。

ズボンのシルエットは足のラインを整えてどのように見せるかを検討するのですが、スカートの場合は大きなデザインや特徴がなければタグの位置を確認しないと正面がどこかわからないこともあります。

またスカートの素材によってもシルエット作りが難しく、ほとんどが薄い素材でできていることが多いスカートは全体のフォルムには必ずシワが入ってしまう商品なのでプロのカメラマンでも物撮りが難しい商品となります。

では、スカートの物撮りの方法についてご紹介させていただきます。

ハンガーがけでの物撮り

ハンガーがけでの物撮り

まずスカートの物撮りで最も簡単なのはハンガーがけでの物撮りの方法があります。

ズボンやスカート専用のハンガーにスカートをかけて、スカート自身の重みで生地感やシルエットを表現する方法です。

スカートのハンガーがけでの物撮りは照明のセット以外は初めて物撮りする方でもできる物撮り方法です。

トルソー着用での物撮り

トルソー着用での物撮り

スカートをトルソー着用の物撮りの方法をご紹介させていただきます。

スカートのトルソー着用の物撮りもハンガーがけと同様にトルソーにスカートを着用させることによってスカート自身の重みで自然な着用されているようなスカートのシルエットを表現することができる物撮り方法です。

トルソー着用でのスカートの物撮りは他の撮り方と違って最も撮影機材、撮影備品が必要な撮り方です。

既にスカートでも使用できるトルソーや大型の撮影背景があればお勧めできますが、これから用意しなければいけない場合にはあまりオススメはできません。

初めてスカートを物撮りする方法としては比較的簡単におこなえますが、どうしても機材面がネックとなります。

また、トルソーにスカートを着用させる物撮りの代用として、友人などの女性に実際に履いてもらって物撮りを行う方が効率的ですので、トルソーの出番は少なくなってしまうでしょう。

平置きでの物撮り

スカートを平置き(置き撮り)で物撮りする方法についてご紹介させていただきます。

スカートなどの衣類でダントツに多い撮り方がこの平置き(置き撮り)での物撮り方法です。

多くのファッションブランドのカタログやオンラインストアでは平置きが主流となり、この平置きでの撮り方が今ではスタンダードな撮り方になりました。

しかし、スカートを平置き(置き撮り)するのはとても難しく、1着にかかる必要撮影時間も多くかかってしまうでしょう。 

おすすめスカートの撮り方

おすすめスカートの撮り方

スカートの物撮り方法について、それぞれの撮り方でご説明させていただきましたがいかがでしょう?

皆様の中でスカートをどの撮り方で物撮りしたいかイメージはできましたでしょうか?

次に物撮りのプロがオススメするスカートの物撮り方法についてご紹介させていただきます。

初めて物撮りをする方はハンガーがけがオススメ

初めてスカートなどの物撮りをされる方にオススメする撮り方はハンガーがけでの撮り方でしょう。

ハンガーがけでのスカートの物撮りはハンガーにかけるだけでスカートの自然なシルエットが表現される撮り方なので、撮影者が考えるのは照明のセッティングのみと言っても過言ではないので集中しないといけない部分が少ないということは物撮りが初めての方、もしくは初心者の方にはとても良いことです。

では、ハンガーがけでスカートの物撮りをオススメする理由についても細かくご紹介させていただきます。

ハンガーがけをオススメする理由

スカートの物撮りをハンガーがけでおこなうのをオススメする理由についてご紹介させていただきます。

  1. スカートのシルエット作りが簡易的に行える。
  2. スカートの物撮りの撮影時間を短縮できる。
  3. 少ない撮影機材でスカートの物撮りができる。
  4. 物撮りで注意する箇所が少なく、物撮りが行いやすい。
  5. ハンガーや照明を統一することで物撮り写真の統一も行いやすい。

撮影経験がある方は平置きがオススメ

次に撮影経験がある程度ある方には平置き(置き撮り)での物撮りがオススメです。

これは先ほども書かせていただきましたが、スカートなどの商品撮影は主に平置きが基本の撮り方になっているからです。

スカートを平置きで物撮りすることで数々のメリットがありますので、詳しくご紹介させていただきます。

平置きをオススメする理由

物撮り専門サービスがスカートの物撮り方法、平置き(置き撮り)のメリットについてご紹介させていただきます。

  1. シルエットの見せ方を自由自在に表現できる。
  2. バナーなどにも使えるので、スカートの注目度をあげられる。
  3. 商品カタログなどにも使用できる。
  4. SNSなどでも活用できる。
  5. スカートの詳細写真も細かく物撮りできる。
  6. スカートの立体感、素材感も表現しやすい。

スカートの撮影前の準備

スカートの撮影前の準備のイメージ

では、スカートの物撮りについてはご理解いただけたかと思います。

では、次にスカートの物撮りについて撮影前にも準備する必要もあります。
次にスカートの物撮り前の準備をご紹介させていただきます。

スカートのシワをとる

スカートなどの衣類には保管時や郵送時に必ずついてしまうシワがあります。

このシワはどんなに小さい物でも物撮りで写真を撮ってしまうと、とても目立ってしまいます。
シワのついた状態でスカートを物撮りし、そのまま掲載してしまうとスカートの魅力は激減してしまいますのでアイロンがけやスカートに給水させることによってシワを取り除けるのでスカートの物撮り前はしっかりシワをとってから物撮りしましょう。

スカートのデザインの確認

スカートのデザインの確認も物撮り前には必ず必要なことです。

スカートの物撮り前にデザインを確認することで物撮りの際の撮影構成を考えることができます。

では、次にスカートの撮影構成についてご紹介させていただきます。

スカートの撮影構成を考える

スカートの撮影構成についてですが、まず全体のシルエットをどうするか?
詳細の写真は何枚の物撮り写真が必要かを考える必要があります。

スカートなどの衣類の物撮りはパターンかすることもできますが、まずは自身が販売するスカートの表現方法をしっかり考えることによりそのイメージに近づけようとする意識が生まれますので、物撮りをおこなう際には必ず必要なことです。

スカートの撮影ポイント

スカートの撮影構成についてご説明させていただきましたが、どのような撮影構成で組み立てれば良いのでしょうか。

次はスカートの撮影ポイントについて詳しくご紹介させていただきます。

スカートの丈

スカートは丈によって名称が変わります。

そのため、スカートは必ず丈がしっかり伝わるような物撮りをおこなう必要があります。

しっかりとスカートの丈を表現できる物撮りをおこなうように意識しましょう。

スカートの素材

スカートの素材についても必ず物撮りすることを強くオススメします。

スカートは素材によって着用する季節が変わります。

他の衣類と違ってスカートは素材での表現でしか季節に合わせた販売ができないので、スカートの素材感が伝わるような物撮りをしっかりおこなうようにしましょう。

スカートの裏地

スカートの裏地も物撮りするようにしましょう。

スカートは素材によって透けてしまう恐れがある衣類です。

購入を検討する多くの女性はスカートの裏地を意識してみる傾向がありますのでスカートの裏地についても物撮りすれば販売するスカートの安心感が伝わりやすくなります。

スカートのデザイン

スカートのデザインは必ず物撮りしましょう。

スカートのデザインは多くのユーザーにアピールする重要なポイントとなります。

全体でのスカートの表現は必然で、物撮り枚数に余裕があればデザインの拡大写真も物撮りすることをオススメいたします。

スカートのポケット

スカートにはポケットがついていることもあります。

このポケットには何が入るのか?
など収納量なども伝わるような詳細の物撮り写真を撮ることが必要となるでしょう。

スカートのシルエット

スカートのシルエットについてですが、スカートにはワイドなスカートや、タイトなスカートなどスカートによってシルエットは様々です。

またレザーやシルクなど素材によってもシルエットは変わってしまいます。

スカートに合わせたシルエットで物撮りするようにしましょう。

まとめ

この記事ではスカートの物撮りについてご紹介させていただきました。

物撮りの方法や撮り方、スカートの撮影構成なども出来るだけ細かく書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

他にスカート以外の衣類に関しても多くの記事を書かせていただいているので良ければ合わせて読んでいただけると幸いです。

ブツ撮りラボでは『物撮り』に関する多くの記事をこれからもご紹介させていただきますので今後とも宜しくお願いいたします。

最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。スカートの物撮りのご依頼も心よりお待ちしておりますので、宜しくお願いいたします。

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