売れない原因はこれ?商品写真の見直しでCVRを改善するチェックポイント

2025.12.17
売れない原因はこれ?商品写真の見直しでCVRを改善するチェックポイント

プロの物撮りフォトグラファー、「物撮り.jp」の篠原です。

ECサイトの売上が伸び悩んでいる時、多くの方が広告やSEOキーワードを見直そうとします。

しかし、最も即効性があり、かつコストパフォーマンスが良い改善策は「商品写真の見直し」です。

なぜなら、ネットショップにおいて写真は「商品そのもの」であり「接客」だからです。

この記事では、私のスタジオでの撮影経験に基づいた「売れる写真に変えるための具体的な見直しポイント」を解説します。

売れない原因はこれ?商品写真の見直しでCVRを改善するチェックポイント

売れない原因はこれ?商品写真の見直しでCVRを改善するチェックポイント

結論:商品写真の見直しで見るべきは「画質」ではなく「情報の正確さ」

「商品写真を見直す」というと、多くの人が「もっとオシャレに」「もっと明るく」と考えがちですが、それは二の次です。 売上を伸ばすための見直しにおいて、最優先すべき判断基準は以下の1点です。

「お客様が知りたい情報が、写真だけで100%伝わる状態になっているか?」

プロの視点では、以下の3つがクリアできていない写真は、即座に差し替えるべき対象となります。

  1. 色の再現性: 実物とモニター上の色がズレていないか(返品の最大要因)。
  2. 質感の描写: 布の厚み、金属の光沢、革のシボ感が見てわかるか。
  3. 情報の網羅性: 裏側、タグ、付属品など、購入判断に必要な細部が写っているか。

 あなたのサイトは大丈夫?今すぐ見直すべき「NG写真」3つの特徴

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私が「物撮り.jp」で数多くのクライアント様から相談を受ける中で、共通して「これは売れない」と判断する写真の特徴があります。まずは自社サイトと照らし合わせてみてください。

① 「白」が白くない(ホワイトバランスのズレ)

背景の白が「黄色っぽい」あるいは「青っぽい」写真は致命的です。これは部屋の照明(電球色)や窓からの光が混ざって撮影された際によく起こります。

弊害: 商品本来の色が伝わらず、清潔感が損なわれます。特にアパレルや食品では信頼性を大きく落とします。

② ピントが甘い、またはブレている

スマホの小さな画面では気づきにくいですが、PCで拡大した時に輪郭がぼやけている写真はNGです。

弊害: 商品のディテール(縫製や素材感)が伝わらず、安っぽく見えてしまいます。AIによる画像認識(Googleレンズなど)の精度も下がります。

③ 余計な映り込みや影がある

撮影者の影が商品にかかっていたり、光沢のある商品に部屋の様子が映り込んでいるケースです。

弊害: 素人感が出てしまい、「この店から買って大丈夫か?」という不安をユーザーに与えます。

プロが教える「見直し・撮り直し」の具体的テクニック

プロが教える「見直し・撮り直し」の具体的テクニック

では、どうすれば改善できるのか。私が撮影現場で実際に使っているテクニックの中から、ノンプロの方でも実践できるポイントを厳選しました。

照明(ライティング)を見直す

写真の良し悪しの9割は光で決まります。

  • 部屋の電気は消す: 撮影用のライトと部屋の照明(蛍光灯など)が混ざると、色が濁ります。
  • ディフューザーを使う: ライトの光を直接当てず、トレーシングペーパーや白い布を通して「柔らかい光」にすることで、高級感のあるグラデーションが生まれます。

カメラ設定を見直す(F値の重要性)

「背景をボカしてオシャレに撮りたい」とF値(絞り)を小さくしすぎるのは間違いです。

商品写真の目的は「説明」です。

推奨設定: F8〜F11

理由: 商品の手前から奥までしっかりとピントを合わせるためです(被写界深度を深くする)。これにより、商品の形状を正確に伝えます。

アングル(構図)を見直す

1枚のメイン画像だけで勝負しようとしていませんか?

基本の4カット: 「正面」「斜め」「背面・側面」「詳細(生地やロゴのアップ)」

弊社「物撮り.jp」の基本プランもこの4カット構成です。

なぜなら、これがユーザーが購入を決断するために最低限必要な情報量だからです。

なぜ「白背景」への見直しが最強のSEOなのか

なぜ「白背景」への見直しが最強のSEOなのか

最近のGoogle検索やAmazon、楽天のアルゴリズムは、「白背景の商品写真」を極めて高く評価します。

  • Googleショッピング連携: 白背景でないと、ショッピング枠に掲載されない、または審査落ちするリスクがあります。
  • AIの認識率向上: 余計な背景情報がないため、AIが「これが何の商品か」を正確に理解し、関連する検索結果に表示しやすくなります。
  • スマホでの視認性: 小さな画面でも商品がくっきり際立ち、クリック率が向上します。

もし、現在のメイン画像が「床置き」や「生活感のある背景」であるなら、1枚目を「純白背景(RGB 255,255,255)」に差し替えるだけで、アクセス数が変わる可能性があります。

「自分で撮り直す」vs「プロに依頼する」の損益分岐点

「自分で撮り直す」vs「プロに依頼する」の損益分岐点

写真を見直す際、自社で再撮影するか、外注するか悩むと思います。判断基準は「コスト対効果」です。

自社撮影の隠れコスト

例えば、1商品の撮影・画像編集(切り抜き・色補正)にスタッフが1時間かかるとします。

時給1,500円としても、1商品あたり1,500円以上のコストがかかっています。

さらに、機材代やスペース代も加算されます。

プロ(物撮り.jp)に依頼した場合

  • コスト: 1カット550円(4カットセットで2,200円)
  • 品質: プロ機材による完全な色再現と白背景
  • 時間: 商品を送るだけ。到着後3日で納品

もし、撮影業務によって「商品企画」や「顧客対応」などのコア業務が圧迫されているなら、外注した方がトータルコストは下がります。

特に、「白背景への切り抜き処理」に時間を取られているなら、最初から白背景で撮影できるプロに任せるのが正解です。

まとめ:商品写真の見直しは「投資」である

まとめ:商品写真の見直しは「投資」である

商品写真の見直しについて、重要なポイントをまとめます。

  1. アンサーファースト: 写真の役割は「雰囲気」ではなく「情報の伝達」。色が正確か、細部が見えるかを最優先にチェックする。
  2. NG回避: 黄ばんだ白背景、ピントの甘さは即差し替え対象。
  3. SGE対策: GoogleやモールのAIに好かれる「完全白背景」をメイン画像にする。
  4. 選択: 1商品に1時間以上かけているなら、プロに任せたほうが安くて早い。

「たかが写真」と思わず、一度本気で見直してみてください。

写真は24時間365日、文句も言わずに商品を売り込み続けてくれる、あなたの最高のセールスマンになるはずです。

【次のステップ】 「自分のショップの写真、具体的にどこを直せばいいの?」と思われた方へ。

もしよろしければ、貴社サイトの現状を拝見し、「どの写真を優先して差し替えるべきか」をプロの視点でアドバイスさせていただけませんか?

また、まずは「お試し1商品」だけでも、「物撮り.jp」のクオリティ(1カット550円〜)を体験してみてください。

「写真が変われば、売上が変わる」という体験を、ぜひあなたにもお届けしたいと思っています。

商品1点からでも撮影します

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