【ビューティーワールドジャパン2025大阪レポート】来年の課題。売上を伸ばす美容商品の"見せ方"をプロが徹底解説
目次
ビューティーワールドジャパン(BWJ)大阪、お疲れ様でした。熱気に満ちた会場で、多くの新しい出会いや商談があったことと存じます。
しかし、その熱量が冷めないうちに手を打たなければ、展示会の成果は最大化されません。
来年のビューティーワールドジャパン、ひいては今後のビジネスで競合に打ち勝つための最大の課題は何か?
結論から申し上げます。それは「オンラインでの見せ方=商品写真の質」です。
展示会で名刺交換をした潜在顧客が、貴社のサイトやECモールを訪れた時、ブースで感じた魅力や製品の価値が瞬時に伝わらなければ、その商談は成約に至りません。
「来年の課題」とは、展示会で得たリード(見込み客)を確実に売上に変えるための、強力なビジュアル戦略を構築することです。
白背景専門の商品撮影サービス「物撮り.jp」を運営するプロカメラマンの篠原です。私たちは日々、多くの美容・化粧品ブランド様から撮影依頼をいただき、その「オンラインでの見せ方」と向き合い続けています。
本記事では、今年のBWJ大阪のトレンドを踏まえ、なぜ今「写真」が来年の課題解決の鍵となるのか、そしてプロが実践する売上を変える撮影技術について、具体的なレポートとして解説します。
2025年ビューティーワールドジャパン大阪から見えた2大トレンド

今年のBWJ大阪も、美容業界の最新トレンドが集結しました。私たちが多くのブースや製品に触れる中で特に感じたのは、以下の2つの大きな流れです。
- 「高機能・専門性」の追求: 単なる「保湿」や「美白」といった言葉だけでは消費者に響かなくなっています。特定の成分(例:高濃度ビタミンC、ヒト幹細胞培養液など)の優位性や、皮膚科学に基づいたエビデンスを前面に押し出す製品が非常に目立ちました。ブースではその「理論」や「効果」を熱心に説明する姿が多く見られました。
- 「世界観・ブランディング」の徹底: 一方で、機能性だけでなく、製品が持つストーリーや世界観(例:サステナブル、ジェンダーレス、特定のライフスタイルへの共感)を重視するブランドも増加しています。特にパッケージデザインは秀逸なものが多く、手に取った時の質感や、部屋に置いた時の「映え」まで計算され尽くしていました。
この2つのトレンドに共通しているのは、「製品に込められた"こだわり"が非常に深い」ということです。
展示会後の「落とし穴」とは? 来年に向けた最大の課題
問題は、この深い「こだわり」を、展示会場に来られなかった人々や、後日Webで比較検討する潜在顧客にどう伝えるかです。
ビューティーワールドジャパン大阪で多くの名刺を交換し、手応えを感じたとします。しかし、その潜在顧客がオフィスに戻り、貴社の製品をオンラインで検索した時、何が起こるでしょうか。
- ブースで見たはずの、あの美しいパッケージの「光沢感」が写真では伝わらない。
- 熱心に説明された美容液の「とろみ」や「テクスチャ」が、写真からは一切感じられない。
- Webサイトの写真が素人っぽく、ブースで感じた「信頼感」や「高級感」が失われて見える。
これが、多くの出展者が陥る「展示会後の落とし穴」です。
ブースでの対面接客という「情報量が多い」状態から、WebサイトやECモールという「情報量が制限された」状態へ移行した瞬間、ビジュアル(写真)の質が低いと、顧客の購買意欲は一気に低下します。
来年の課題は、明確です。ブースで対面で語るのと同じレベルの「こだわり」と「熱量」を、たった1枚の写真で伝えきる「ビジュアル戦略」を確立することです。
なぜプロの写真は売上を変えるのか?美容商品特有の難しさ

「写真は、うちでもそれなりに撮っている」と思われるかもしれません。しかし、美容・化粧品カテゴリは、商品撮影の中でも群を抜いて難易度が高い分野です。
私たち「物撮り.jp」が、なぜプロの技術が不可欠だと断言できるのか。それは日々、美容製品特有の「壁」と戦っているからです。
私たちが直面した「美容商品の壁」
これは「物撮り.jp」で実際にあった話です。ある化粧品メーカー様から、新発売の美容液(透明なガラスボトル入り)の撮影依頼を受けました。
ご要望は「ボトルの高級感と、液体の濃厚なテクスチャ(とろみ)を両立させてほしい」というものでした。
私たちは最初、ボトルの美しい曲面とロゴが際立つよう、複数の照明を複雑に配置しました。
しかし、そのライティングでは、肝心の「美容液のとろみ」が光で飛んでしまい、まるで水のようにサラサラに見えてしまったのです。
逆に、液体のとろみを出すために光の当て方を変えると、今度はガラスボトルに余計な光が映り込み、製品全体が安っぽく見えてしまいました。
「高級感」と「シズル感」。この二律背反の要求こそが、美容商品撮影の最大の壁です。
プロが実践する「シズル感」の正体
この問題を解決するために、私たちプロカメラマンが駆使するのが「ライティングの分離」と「合成技術」です。
- 1カット目(ボトル用): まず、ガラスボトルの形状、ラベルの質感、ロゴの輝きが最も美しく見えるライティングを組みます。この時点では、中の液体の見え方は無視します。
- 2カット目(液体用): 次に、照明の位置を大きく変え、液体の「とろみ」や「気泡」が最も魅力的に見えるライティングだけで撮影します。この時は、ボトルの映り込みは考慮しません。
- レタッチ(合成): 最後に、この2枚の写真の「最も美味しい部分」だけを、レタッチ技術で精密に合成します。
これにより初めて、「ボトルの高級感」と「液体のシズル感」が両立した、売れる1枚の写真が完成します。これは、スマートフォンのカメラや、スタジオでの単純な撮影では絶対に再現不可能な、専門的な「技術」です。
美容写真で絶対にやってはいけない3つのこと
私たちがクライアントから「他社で撮ったが売れない」と相談を受ける写真には、共通する失敗点があります。これらは、製品の価値を意図せず下げてしまう、恐ろしいミスです。
- 汚い「映り込み」 美容商品のパッケージは光沢素材(グロス、メタリック)が多用されます。素人が撮影すると、部屋の蛍光灯、窓、さらには撮影者自身が製品にクッキリと映り込んでしまいます。プロは、照明器具やレフ板の「形」を計算して意図的に映り込ませる(ハイライトを入れる)ことで、立体感と高級感を演出します。
- テクスチャを潰す「正面からの強い光」 「明るく撮ればいい」と勘違いし、スマートフォンやカメラのフラッシュを正面から当ててしまうケースです。これにより、クリームの滑らかさや、パウダーのきめ細かさといった「テクスチャ(質感)」がすべて白飛びし、製品が持つ最大の魅力が失われます。
- 実物と異なる「不正確な色再現」 特にメイクアップ製品(リップ、アイシャドウ)で致命的です。「思っていた色と違った」というクレームは、売上低下とブランドイメージの毀損に直結します。プロは、撮影環境の色温度を厳密に管理し、「カラーチャート」と呼ばれる基準板を使って、PCモニター上で正確な色を再現する作業(カラーマネジメント)を徹底しています。
「物撮り.jp」がBWJ出展者から選ばれる理由

来年の課題が「写真の質の向上」であることはご理解いただけたかと思います。しかし、多くの企業様、特に中小規模のメーカーやサロン様にとって、 「高品質な撮影はコストがかかる」 「展示会後の多忙な時期に、撮影の手配までする余裕がない」 というのが本音ではないでしょうか。
私たち「物撮り.jp」は、まさにその課題を解決できるオンラインの撮影サービスです。
課題解決1:1商品からOK。圧倒的なコストパフォーマンス
「物撮り.jp」の料金は、1カット550円(税込)です。 (例:1商品につき真正面・真横・裏面・テクスチャの4カットをご依頼の場合、合計2,200円)
これは、撮影フローを徹底的にシステム化・効率化することで実現した価格設定です。BWJ大阪で発表した新商品を、まずは1点だけプロのクオリティで試したい。そんなご要望に完璧にお応えします。高品質な商品写真を「コスト」ではなく「投資」としてご活用いただけます。
課題解決2:郵送で完結。全国どこでも依頼可能
私たちのサービスは、撮影スタジオにお越しいただく必要がありません。 「BWJ大阪に出展したが、本社は東京(あるいは地方)にある」という企業様も、撮影したい商品をスタジオに郵送していただくだけでOKです。
撮影が完了次第、商品は速やかに返送いたします。展示会後の多忙な時期に、移動や立ち会いにかかる時間とコストをすべてゼロにできます。
課題解決3:商品到着後3日納品。スピードが命のEC戦略
展示会で得た熱量は、時間とともに冷めていきます。潜在顧客の興味が最も高まっている「今」、WebサイトやECモールのビジュアルを刷新しなければなりません。
「物撮り.jp」は、撮影商品がスタジオに到着してから最短3営業日以内に、レタッチ済みの高品質な写真データを納品します。この圧倒的なスピード感が、貴社のオンライン戦略を加速させます。
来年のビューティーワールドジャパンで「勝ち抜く」ために

2025年のビューティーワールドジャパン大阪は終わりました。しかし、本当の戦いはここからです。
今年のレポートから見えた来年の課題は明確です。それは「製品の本当の価値を、オンラインで正確に伝えること」。ブースで熱心に語った「こだわり」を、写真1枚で伝えきることです。
貴社の製品は、今の写真でその魅力を100%発揮できているでしょうか?
もし、少しでも不安があるならば、ぜひ一度、私たち「物撮り.jp」にご相談ください。
私たちは単なる「作業」として写真を撮るのではなく、貴社の製品が持つストーリーと価値を最大化する「パートナー」として撮影に臨みます。
来年の成功は、もう始まっています。 まずは、貴社の大切な製品の「顔」となる商品写真から、見直してみませんか?
「物撮り.jp」なら、1商品から、全国どこからでも、驚くほどの低コストとスピードで、その課題を解決できます。

