商品撮影を始める前に知っておきたい撮影手順の基本!
目次
商品撮影の専門サービスである物撮り.jpが運営しております、商品撮影のテクニックなどを紹介しております『ブツ撮りラボ』で今回みなさまにご紹介させていただくのは『商品撮影を始める前に知っておきたい撮影手順の基本!』について物撮り.jpが責任を持ってしっかりと書かせていただきます。
今では企業様の広報部やオークションサイトなどで販売する多くの個人の方も商品を販売するために商品写真を撮影したことがあると思います。
そもそも商品撮影とはどうすれば正解なのか?
また、それを専門にするカメラマンはいるのか?
などについてご説明させていただきますので、商品撮影を行っている方や、これから商品を撮影する方にわかりやすく解説させていただきます。
そもそも商品撮影とは?
商品撮影とは業界用語では『物撮り』『ブツ撮り』といいます。
商品撮影の目的はメーカー企業様やブランド商品のカタログを作ったする仕事をされている方や、ネットショッピングなどのご自身運営または関係する店舗の『商品がたくさん売れるために』『商品が高く売れるために』を目的とした商品販売のための商品写真撮影のことを示す言葉です。
そのため、商品撮影写真には高クオティティの商品写真が必要となり商品の写真1枚で商品の売れ行きを大きく左右すると言っても間違いはないでしょう。
商品撮影に求められる重要なポイント
商品撮影は、ただ商品を撮影すればいい‥という考えで商品撮影をおこなうと、どれだけ良い商品でも商品販売のスタードダッシュはきれません。
商品の販売速度をあげるためには考えないといけないことがあります。
次にその商品の販売速度をあげるための重要なポイントをまとめてご紹介させていただきますので、商品撮影の専門サービスが考える重要性について理解しましょう。
商品撮影の背景の重要性
まずは商品撮影の背景の重要性ですについてです。
商品撮影を行うための背景はイメージ撮影などで使用されるのがシチュエーション背景と白背景で撮影を行う商品説明写真の撮影です。
次にそれぞれの商品撮影ついてご紹介させていただきます。
シチュエーション背景での商品撮影
シチュエーション背景での商品撮影の考え方は主に撮影商品を実際に購入したユーザーが使用するイメージを全面的に表現する撮り方や、商品のコンセプトカラー、季節感を写真とリンクさせるような撮り方となっております。
主にモデルやタレントを起用した広告商品撮影や商品カタログのイメージ写真などがこのような考え方となっております。
イメージ写真はあくまでも商品写真の『キャッチコピー』を写真で印象づけするような撮り方であり商品のイメージ付けや撮影商品の印象を伝えるために撮影される商品写真です。
白背景での商品撮影
シチュエーション背景での商品撮影だけでは、商品の印象が伝わるだけで、実際には商品の直接的な販売につながらないというデータが出ております。
それの理由はイメージ商品写真ばかりの販売ページでは商品の良さが伝わらないことが多いということです。
そこで、商品の良さや詳細部分を補うために使われるのが『白背景での商品写真』です。
白背景で商品の詳細や素材感などをしっかり商品の良さを伝えるように商品撮影することが最も重要で、この白背景の商品撮影をしっかりとおこなうことで、シチュエーション背景での商品撮影をおこなった商品写真のイメージが飛躍的に伝わりやすくなり、商品の購買欲求が向上されるということが最も重要なポイントだと考えられます。
また白背景商品写真は単に詳細を補うだけでなく、撮影する商品の魅力を引き出すために様々な商品撮影のロジックやテクニックが必要であるということもポイントになるでしょう。
白背景での商品撮影は今では個人でも撮影することが可能なキットなども多く販売されておりますが、商品撮影の専門家が撮影する白背景の商品撮影には様々なポイントを意識して商品撮影しておりますので、次はその白背景の商品撮影で撮影者が意識するべきポイントをご紹介させていただきます。
白背景の白さを統一する重要性
白背景の白さを統一する重要性についてですが、実は白色の背景は照明のセッティングや天候、撮影する部屋の壁の色など少しの変化で大きな影響を受けてしまい背景の白色のトーンが変わってしまう繊細な色背景です。
商品撮影時の部屋の壁の色、商品撮影をおこなうときの天候、商品撮影をおこなう時間、商品撮影をおこなうときに使用するカメラのレンズなど、ほんのささいな違いによって白色が暖色になったり、寒色になったり気づかないうちに変化してしまい統一することが少し難しい背景色となっております。
例えば撮影場所に窓がある場合、商品自体に窓からの光が当たっていなくても部屋の明るさの色味が変化してしまうため、同じ照明セッティングの場合でも朝に撮影したものと、昼に撮影したものでは、昼に撮影した商品写真の白背景が心なしか少し青く写ってしまうことが多いです。
このため、商品撮影の白背景の白さの色味にバラツキが出てしまい、商品販売ページ自体の統一感がなく、ショップの安心・信頼などに影響してしまいます。
また、カメラのモニターとパソコンのモニターでみても違いがあり、基準を定めにくいのも白背景の統一の難しさの一つの理由でもあります。
商品撮影をおこなう上で、背景の色味のずれで商品が販売しにくい状況は必ず避けなければいけません。
商品撮影を白背景で撮影する際は背景の白色を統一することを必ず意識して撮影するようにしましょう。
白背景写真の照明の統一する重要
白背景写真の照明の統一することも商品撮影の重要なポイントです。
同じ背景の色合いで統一できても商品撮影の照明の雰囲気にバラツキがあればECサイトなどのネットショップやカタログのブランドイメージが崩れてきてしまう可能性があります。
例えば、同じメーカーのAの商品は薄い色合いで影の残らないように商品撮影して掲載していることに対し、同じメーカーのBの商品の商品撮影は影がくっきりと残り、コントラストの高い印象の商品写真の商品が並んで掲載されているとします。
するとユーザーからの目線はAとBのどっちの商品が商品写真として正しいのか?
と、商品の購入以外に悩んでしまうことになるでしょう。
商品の購入を検討されているユーザーに対して、この『悩み』は『疑問』『不安』と繋がってしまいますので、白背景の商品写真の照明は参考商品写真のように照明も統一することも重要となるでしょう。
また同じブランドでも商品撮影の商品ごとの照明イメージもできるだけ揃えた方が、ブランドやショップ自体のイメージが統一され認知されやすく、売り上げのアップにつながると商品撮影の専門家は考えております。
実際に私どもでブランド商品の全ての商品の撮り直しの商品撮影を代行さえていただいたところ売上が前年比で約2倍になったショップ様もいらっしゃいますので、白背景での商品撮影の重要性を見直してみてはいかがでしょうか?
自分で商品撮影をするの必要な機材やポイント
まず、自分で商品撮影はカメラマンに依頼しないといけないのか?
それとも自分でできるのか?
商品撮影をおこなうために何から始めていいかわからないかと思います。
そこで次に商品撮影をするには最低限必要な6つのポイントを紹介します。
商品撮影をおこなう場所を決める
商品撮影を行う上で、最初に考えなければいけないのが、商品撮影をおこなう場所についてです。
商品撮影をおこなう場所のおおよその目安のサイズをご存知でしょうか?
スペースの目安ですが、商品撮影時に照明セッティングなど含めて考えると最低でも4m×4mは必要になります。
また商品の大きさが旅行用キャリーバッグやアパレルのトルソー撮影の場合など大きいサイズの商品の場合は6m×6mほどのスペースが商品撮影する場所としてはよいでしょう。
商品撮影をおこなうにはゆとりのあるスペースが必ず必要となりますので、可能な限り広いスペースを用意することをオススメいたします。
商品撮影をおこなう時間を決める
次に商品撮影をおこなう時間を決めることも重要なポイントでしょう。
その理由は商品撮影をおこなう場所に外部(外)から入ってくる自然の光によっても商品の色味が変化してしまうからです。
これはホワイトバランスなどの写真の色味を細かく設定できる技術を持っているのであれば撮影時間などは気にせずに撮影できますが、商品撮影を始めてまもない方には難しい内容となっております。
そのため、屋外から商品撮影をおこなう場所に入ってくる光を統一したほうが商品撮影をおこなう度に商品写真の色味などを細かくチェックする必要がなくなりますので、一定の統一された光の色味になりやすいので商品撮影の初心者には商品撮影をおこなう時間を決めることがオススメです。
商品撮影をおこなう時間帯が違う例えをご紹介しますと、例えばお昼の光は白背景がすこし寒色になる可能性があり、反対に朝方、夕方の光は暖色になる可能性があります。
これは商品撮影に使用する照明機材と外部から商品に影響する光の色温度が異なるために起こる現象です。
背景の色をコントロールしにくくなるので商品撮影の知識が浅いうちは撮影時間を決めて商品撮影をすることをオススメします。
商品撮影の色合いを調整するための設定については、こちらの記事をご覧くださいませ。
商品撮影を行うカメラとレンズを決める
商品撮影をおこなうにはカメラとレンズをあらかじめ決めておくことも商品撮影の重要なポイントとも言えるでしょう。
カメラはメーカーごとに色味の表現も異なり、同じカメラを使っても使用するレンズが異なると色の表現力に差が出てしまいます。
商品撮影用のカメラですが、最初からプロ仕様のカメラを購入されると細かい設定などわからないことが多すぎて使いこなせない機能が多く、商品写真をこれから始められる方には向いていないかと思いますので、まずはファミリー用のデジタル一眼レフカメラでも問題ございません。
ですが、レンズはプロでも使用しているものを使いましょう。
ファミリー用のデジタル一眼レフカメラに付属しているレンズで撮影した場合、レンズの描写力を表現する解像度が低く商品写真をみると歪んでいたり、ピントがあっているのかわからない‥などの現象がおきる場合もあるからです。
これは、プライベートの写真撮影なら気にならない点ですが、商品写真などの拡大したり、細かいディティールが重要な商品写真には『解像度』(写真の鮮明さ)が高く色味の表現に優れているプロ仕様のレンズを使用することをオススメいたします。
商品撮影のレンズについてお悩みの方はこちらの記事も併せてご覧くださいませ。
『知らないと損!商品撮影するためのカメラレンズに関する豆知識』
商品撮影時に使用する背景を設置する
商品撮影をおこなうためには必ず商品撮影用の背景が必要となります。
その商品撮影用の背景の大きさの目安についてご紹介させていただきます。
撮影用の背景については、私どもがオススメしている大きさの高さは撮影商品の約3倍、幅は撮影商品の4倍の大きさを商品撮影用の背景の最低サイズの目安として認識していただければ商品撮影用の背景で悩むことがありません。
また商品撮影時にはついては撮影する商品写真の『余白』も大切です。
十分な余白がないと写真の編集ソフトを用いて編集しなくてはならなくなるので不必要な手間がふえてしまいます。
撮影用背景に関しては『大は小を兼ねる』が通用するので、撮影スペースに余裕があれば大きいサイズの背景を使用しましょう。
商品撮影用の照明機材を設置する
商品撮影をおこなうために必ず必要な撮影機材、それは照明機材です。
商品撮影で撮影する写真の雰囲気やイメージを作り出すのに最も重要なポイントは『光』です。
商品撮影用の照明機材を設置する場所、商品までの距離、高さ、角度が少し変わっただけでも商品撮影のクオリティーが大きく変化しますので、最も注意が必要なポイントです。
カメラの上につける簡易的な『クリップオンストロボ』でも最低限撮影は可能ですが、できれば複数の商品撮影用の照明があれば商品撮影時の『光』をコントロールしやすくなります。
商品撮影の照明機材に関して詳しく知りたい方はこちらの記事も併せてご覧いただければ商品撮影の知識やクオリティーが格段にアップいたします。
『商品写真を撮影するための照明機材用アクセサリーを詳しくご説明します』
商品撮影時に使用するパソコンを設置する
商品撮影時に使用するパソコンを設置することも商品撮影で高いクオリティーの商品写真が撮影できるポイントでもあるでしょう。
その理由は商品撮影時にカメラからパソコンにリアルタイムに商品写真が転送されるテザー撮影もでき、カメラの小さいモニターでは確認できない色味のズレや角度のずれなども確認することができるからです。
また商品撮影写真をショップに反映する作業や商品写真を編集するにはパソコンが必要です。
今では多くのカメラマンがタブレットや携帯でも写真編集アプリなどさまざまなソフトがありますが、写真編集には専門的な知識が最低限必要となります。
商品写真の編集は写真の編集知識の基本が知っている方であれば利用することは簡単だと思いますが、商品撮影の初心者の方は色の出方などコントロールすることが難しいかと思いますので、まずはお持ちのパソコンでの編集後に、商品写真の色味がどのように表現されているのか知り、慣れる必要もあるでしょう。
写真編集について知識を学ぶ
先ほども商品写真の写真編集について書かせていただきましたが、しっかりと編集する知識や技術を学ぶことも必要なポイントです。
商品撮影後に編集する技術によっても、商品の見せ方や魅力の伝わり方が変わってしまいます。
まず最低限の編集としては白背景を極力真っ白に編集する必要があったり、テキスト文言などの説明文を商品写真に入れたりと簡単な内容からまずはマスターしていきましょう。
写真編集ソフトは多くありますが、まずはメジャーな『Photoshop』など使い方の情報がyoutubeなどで多く発信されている写真編集ソフトを使うことをオススメいたします。
商品撮影後の写真編集ソフトにお悩みの方はこちらの記事に詳しく書かせていただいておりますので、併せてご覧くださいませ。
『無料でできる写真の編集ソフト!写真が変わればイメージも変わる!』
商品撮影をカメラマンに依頼するには?
今回は商品撮影を始める初心者の方でもご理解いただけるよう『商品撮影を始める前に知っておきたい基本の撮影手順のご紹介!』について書かせていただきましたがいかがでしたでしょうか?
実際には商品撮影をおこなうスペースの問題や技術を学ぶための時間の問題などもあり、難しいと思われた方も少なくはないかと思います。
では、商品撮影をカメラマンに依頼するにはどういったメリットがあるのかをご紹介させていただきます。
商品撮影をカメラマンに依頼するメリット・デメリット
商品撮影をカメラマンに依頼するメリットについてご紹介させていただきます。
通常カメラマンに依頼する場合はカメラマンに依頼した後に商品撮影の撮影方法に関する打ち合わせを行いその後、撮影に使用するスタジオを予約したのちに商品撮影の納品スケジュールがようやく決まってまいります。
撮影日まで多くの時間がかかってしまい、早く商品を販売することはできないのですがカメラマンと念入りな打ち合わせができれば、商品撮影の際に直接指示ができたりイメージを共有しながら撮影することができます。
しかし、デメリットとしてはカメラマンの費用、スタジオ使用料、打ち合わせなどに要する時間が必要で通常は商品撮影をカメラマンに依頼する場合はかなりコストが発生してしまいます。
今では商品を誰でも販売できる時代になっているので、販売したい商品は出来るだけ早く商品撮影をすることが理想とされています。
簡単で早く商品撮影をプロに依頼するには?
自身でも、商品撮影をおこなうことが難しく、プロカメラマンに依頼する予算がない方も少なくはありません。
また商品撮影の時間は出来るだけ短縮し、安心できるクオリティーの商品写真が納品されるサービスはあるのでしょうか?
そこでご提案させていただきたいのが『物撮り.jp』です。
『物撮り.jp』とは2010年からオンライン上で商品撮影のご依頼をいただき、お客様の大切な商品を預からせていただき撮影アングルなどを電話・オンラインでご指示いただきお客様のイメージに近い商品写真を撮影させていただくサービスです。
法人・個人問わず1商品から商品撮影の依頼ができるサービスとしては国内で最も歴史もあり、リピーターの多い商品撮影専門のサービスとなっております。
初めてカメラマンに依頼する方や、どんな商品が撮影できるのか?
など、商品撮影について多くの疑問や不安を感じられるお客様も少なくはないかと思いますが、物撮り.jpではオンラインではありますが、出来るだけお客様に寄り添った商品撮影をおこなわせていただいておりますので安心してご依頼くださいませ。
まずは1商品から‥でも、しっかりと商品撮影をおこなわせていただきますので、ぜひお気軽にお申し込み頂けましたら幸いです。
ブツ撮りラボでは、商品撮影の様々な商品の撮り方の紹介をはじめとするカメラマン目線の知識を大公開していきますので、今後ともブツ撮りラボをラボをよろしくお願い致します。