詳しく知りたい!商品写真編集のトーンカーブ

2022.1.15
詳しく知りたい!商品写真編集のトーンカーブ

今回ブツ撮りラボで書かせていただくテーマは『詳しく知りたい!商品写真編集のトーンカーブ』となっております。

このブツ撮りラボは10年以上商品撮影を専門に撮影しているカメラマンが書かせていただいておりますので納得いただける情報となっていることを保証します!

トーンカーブという写真編集ツールをご存知でしょうか?

写真編集とは様々な写真編集ソフトがあり、その中でも共有している万能な写真編集ツールですので、今回はこのトーンカーブについてご説明させていただきます。

商品写真やモデル撮影や風景写真など全ての写真を今の写真よりも良い写真に編集するための作業ですので知っていて損はない写真編集スキルですのでしっかりとご理解いただけましたら幸いです。

今回は写真編集の中でも商品写真に特化した写真編集についてですので、ネット通販やブランド様など商品を販売する全ての皆様に読んでいただけましたら幸いでございます。

トーンカーブの必要性

トーンカーブの必要性のイメージ

トーンカーブは写真編集ツールの中でも『明るさ』『コントラスト』『色味編集』などを1つのツールで編集することができる万能ツールです。

このトーンカーブを使うことによって今ある商品写真を格段に良くすることができるので、ネット通販の商品ページの登録や商品のカタログなどの制作をご自身でされている方にはなくてはならない写真編集ツールです。

トーンカーブはどんな時に役に立つ?

商品写真などの広告用の写真は撮影時には気づかない明るさのズレや背景などの明るさや色味が崩れることがあります。

トーンカーブではそのような多少のズレなどを微調整を簡単に行うことができ商品写真の写真編集を素早く、より良い商品写真にすることが可能です。

また商品の撮影は様々なアングルで撮影することが多いのですが、アングルを変えることでも多少の明るさが変わってしまいます。
このような場合でも写真編集ツールのトーンカーブはとても重宝します。

トーンカーブを使うメリット

トーンカーブのメリットのイメージ

トーンカーブのメリットは他のツールと違って『ハイライト』『中間色』『シャドウ』など商品写真などをバランスよく調整できるので、初めてトーンカーブを利用する方でも違和感なく商品写真の編集をすることができます。

また操作方法も直感的に簡単に編集することも可能ですが、部分的にハイライトだけやシャドウ部分などを調整することもできユーザーのイメージにつかづけるような特殊な編集も可能ですので写真に携わる方のほとんどの方が満足のいく写真編集ができることです。

例えばネットショップを運営されている場合商品ごとに色の明るさが違う場合もあるかと思いますので、どの色味に統一することもトーンカーブで簡単に写真編集することができます。

トーンカーブを使ってみよう!

それでは実際にトーンカーブを使ってみましょう!トーンカーブのイメージ
ほとんどの写真編集ソフトにはこのトーンカーブツールが備わっておりますので、是非皆様のご利用されている写真編集ソフトのツールを確認ください。

今回は私が実際に使用しております商品写真編集ソフトのPhotoshopを活用してご紹介させていただきますので実際のPhotoshopの画面を見ていただきながらご説明させていただきます。

また写真編集ソフトがパソコンに導入されていない場合はブ撮りラボの『無料でできる写真の編集ソフト!写真が変わればイメージも変わる!』の記事をご覧ください。

トーンカーブの見方

『ハイライト』『中間色』『シャドウ』のイメージ

トーンカーブの編集方法として理解しておかないといけないポイントがあります。

このポイントはとても簡単なことですのでしっかり覚えましょう!
トーンカーブとは主に『ハイライト』『中間色』『シャドウ』のバランスを調整することによって明るさやコントラストなどを編集し商品写真を明るくしたり暗くしたり、コントラストなどを調整することができます。

この調整方法は写真を見て分かるとおりツール上のラインのどの部分を調整するのかによって部分的に変更することが可能です。

この『ハイライト』『中間色』『シャドウ』の3点のポイントをうまく活用して商品写真を調整していきますので、どの部分を調整すれば商品写真がどのような部分に影響するかをしっかりと意識して調整しましょう。

トーンカーブの様々な使い方

トーンカーブのイメージ

トーンカーブの主な写真編集としては『明るさ』を調整することや『コントラスト』を調整することです。

またこの2つのポイントを編集することで商品写真は格段によくなります。

またあまり知られてはいませんが白背景の商品写真の場合はワンクリックでAmazonや楽天市場のトップ画像として使用することもできるような写真編集もあります。
それでは実際のトーンカーブでの写真編集方法を写真を見てご説明させていただきます。

明るさを調整する(明るくする)写真編集方法

明るさを調整する(明るくする)イメージ明るさを調整する(明るくする)イメージ

トーンカーブで商品写真を明るく調整する方法のご紹介です。

まずは編集する写真を写真編集ソフトに入れてトーンカーブを立ち上げてください。

Photoshopの場合は

  1. メニューバーの『色調補正』の選択。
  2. 『色調補正』から『トーンカーブ』を選択してください。

トーンカーブのツールが表示されると正方形のツールバーの中にラインが表示されているかと思います。そのラインの中央部分の『中間色』部分を上に持ち上げると写真の全体のコントラストや明るさなどが自動調整されながら明るくなります。

明るさを調整する(暗くする)写真編集方法

明るさを調整する(暗くする)イメージ明るさを調整する(暗くする)イメージ

トーンカーブで商品写真を暗く調整する方法のご紹介です。

トーンカーブのツールが表示されると正方形のツールバーの中にラインが表示されますので、そのライン上の中央部分(中間色)を下に持ち上げると写真の全体のコントラストや明るさなどが自動調整されながら暗くなります。

『明るさ』のみを下げると全体的に暗い印象になってしまいますが、トーンカーブの中間色を下げることによって暗い印象ではなく、写真の見せたい部分のみをトーンダウンすることが可能です。

コントラストを調整する写真編集方法

コントラストを調整するイメージコントラストを調整するイメージ

トーンカーブで商品写真のコントラストを調整する方法をご紹介させていただきます。

商品写真のコントラストとは上げることで商品写真のメリハリがくっきりとなり印象的な商品写真になりコントラストを下げることで影などが薄くなり、とても自然な風合いの商品写真となります。

編集したい商品写真を写真編集ソフトに入れたのちにトーンカーブを表示させます。

まず最初に正方形のツールバーの中に今回は2つのポイントを作ります。

ポイントをつける場所は『ハイライト』『シャドウ』の部分に1つづつポイントをつけます。
次にこのポイントを上下に移動させ『ハイライト』『シャドウ』の部分を調整することで指定の商品写真のコントラストを調整することができます。

『ハイライト』『シャドウ』の調整のイメージとしてはラインを『S字』のようにラインを調整するとコントラストが調整できます。小さな『S字』を作るとコントラストを少しだけ上げることができ、大きな『S字』を作るとコントラストを大きく上げることが可能です。

またこの『S字』の反対に『ハイライト』部分のポイントを下げて『シャドウ』部分のポイントを上げるとコントラストを下げるように写真を調整することができます。

ワンタッチで背景を白くする写真編集方法

ワンタッチで背景を白くするイメージ

トーンカーブで背景の色味をワンタッチで白くする方法のご紹介です。

ネットショップなどのECモールでは白背景の商品写真が絶対に必要となる商品写真写真です。

またその白背景商品写真の背景の白色には基準があります。

商品写真の撮影の際にいろいろな照明セッティングを行うのですが照明機材不足や撮影テクニックの技術の問題で背景を綺麗な真っ白にできない場合がございます。

この時に役に立つのが白背景をワンクリックで白く調整する方法です。

トーンカーブを立ち上げた際に正方形のラインツールの下にスポイドのマークがあります。

このスポインドの一番右を選択し、次に商品写真の白背景を選択します。この時に白背景の選択する部分によって背景の色味が変わってしまうため、決まった選択箇所はないのですが私は商品の周りの少し影がある部分を選択することが多いので悩んだ際は参考にしてくださいませ。

トーンカーブのプロのカメラマンの写真編集方法

トーンカーブのプロのカメラマンのイメージ

プロカメラマンが商品写真の編集する際に意識していることや注意するポイントをご説明させていただきます。

プロカメラマンのトーンカーブの使用用途は基本的には明るさやコントラストの微調整などに使用します。

また決まった大量の写真の背景のトーンを上げたい時に使用することが多いです。

『明るさ』や『コントラスト』は上記に記載した内容ですが、ワンクリックで背景を白くする場合には少し調整を加えます。トーンカーブなどのワンクリックすると背景は綺麗な白色になります。

しかし、商品によっては商品の色味が変わってしまう場合もございます。

この時にどうするか‥をご説明します。トーンカーブのスポイドツールで背景を白く編集した後にラインの中間色部分のみを下に調整し背景のトーンを残しつつ商品部分のトーンを落とし立体的に表現させます。

またトーンカーブの設定部分でRGBのそれぞれのカラーの微調整もできるので、ここで色味の編集も行います。

プロカメラマンがトーンカーブの使用で注意すること

トーンカーブではとても万能な写真編集ツールですが注意すべき箇所がございます。

それはライン上にポイントを作りすぎないことです。

多く作りすぎると細かい調整は可能なのですが、ポイントが多すぎるとトーンカーブでの編集ではプロカメラマンでも難しくオススメいたしません。

多くても3つのまでを意識して編集することが多いです。

またワンタッチで背景を白くする際には色の淡い商品などには向いていない場合もございます。

商品が白く飛んでしまって商品写真の魅力が欠けてしまったり、商品の色味が大幅に変わってしまうこともありますのでご注意くださいませ。

まとめ

今回は商品写真の写真編集ソフト内にある『トーンカーブ』について細かくご説明させていただきました。

トーンカーブでできる写真編集の方法やできることなど、しっかりご理解いただけましたら幸いです。

トーンカーブは写真編集ソフトで使用する基本となるツールとなっており、これから他にもいろいろなツールについてなど、商品写真についてのいろいろな情報を発信して参りますので是非ご覧になってくださいませ。

トーンカーブなどの写真編集を依頼するには。

今回書かせていただきましたトーンカーブだけでは物足りない!という方には是非とも商品写真から見直されてみてはいかがでしょうか?

物撮り.jpではこれまで法人様・個人様問わずたいへん多くのお客様の商品写真を撮影させていただいております。

撮影商品を指定の撮影スタジオまで送りだけで商品写真が届く、全国対応型の撮影サービスですので商品も1点しかない‥などのお客様でも料金の変わらないリーズナブルな料金にて商品撮影をさせていただきます。

これから商品販売を行う方や、現在も商品販売をオンラインでされている方は是非ご利用くださいませ。

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